COVID-19備忘録35 基準を曖昧にして経済優先、健康・命二の次を隠蔽
今日、30日になって東京都はCOVID-19の感染について新たな指標を出した。それを「朝日」はこう伝えている。見出しと記事の冒頭部分を引用する。
東京都のコロナ新指標、数値基準なし 小池知事が会見へ 長野佑介、軽部理人 2020年6月30日 16時39分
東京都は30日、新型コロナウイルスの「次の波」への警戒を呼びかけるための新たな指標をまとめた。医療提供体制の状況を重視し、具体的な数値基準は設けない。専門家らによる分析などを踏まえ、「緊急事態宣言下での最大値」などと比較して、必要に応じて警戒を呼びかけていく方針。
明快な「数値基準」がなくなり、情報を独占している行政の都合で警戒を呼びかけたり、外出や営業のお墨付きを与えることができる。
「朝日」はその問題を意識して見出に「数値基準なし」と入れたのだろう。今回の指標は従来の明快で分かりやすく、行政の裁量が効かない数値を廃止しそれに代わる尤もらしいものを考え出したということだ。
今日の都内の感染確認数は54人と発表された。旧指標であれば「東京アラート」の発動である。
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