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2020年6月10日 (水)

COVID-19備忘録22 日本の対応は中進国

 いくつかの国におけるCOVID-19による死者と感染者数を比較してみた。データは「札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門」(https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html)がまとめ、ネットで公開しているものだ。

百万人当たりの死者数および感染者数(6月9日現在)

国名

死者数A

感染者数B

A/Bx100

東アジア

日本

7.24

136.07

5.32

台湾

0.29

18.60

1.56

5.34

231.17

2.30

参考(政府発表のデータに疑問があるため)

3.22

58.50

5.50

ヨーロッパ

598.02

4233.55

14.13

103.97

2202.61

4.72

447.49

2362.18

18.94

561.74

3891.35

14.44

西(スペイ)

580.39

5169.89

11.23

(スウェーデン)

464.79

4468.94

10.40

南北アメリカ

335.37

5924.98

5.66

207.59

2549.75

8.14

伯(ブラジル)

171.50

3254.42

5.27

世界

52.03

906.92

5.74

死者数の傾向は以下のようになっている。

東アジア:日韓ほぼ横ばいだが、日本は韓国と比べるとやや上昇傾向。

ヨーロッパ:ほぼ横ばい

南北アメリカ:米&加わずかに上昇、南半球の伯は上昇(他にアルゼンチン、インド、南アフリカ、サウジアラビア、メキシコ、それにロシアの死者数が上昇している)

 東アジアの日韓台の死者数および感染者数は際立って少ない。それに対してヨーロッパ諸国および南北アメリカは桁違いに多くなっている。そのため、日本の対応がうまくいっているのかどうかをこの面から考える際に比較の対象となるのは東アジアの日韓台の3ヶ国となる。

 そのうち台湾のデータは感染も死も見事に抑え込んでいること示している。日本とは比べ物にならない。比較できるのは日韓だ。このデータはどう読めばよいのだろうか。感染者数については日本は韓国と比べると抑え込んでいるように見えるが、死者数は3割以上多い。ヨーロッパに目を転じるとA/Bx100の数字が一番低いのはドイツで4.72だ。この数字が各国の対応がうまくいっているかどうかの指標のひとつなりそうだ。

 その数字で見ると、東アジアの3ヶ国の対応の順番は台湾、韓国そして日本となる。東アジアでは日本は最下位だが、世界全体で見ると、米国と並んで平均ということになる。少なくともいわゆる「先進国」には分類できない。

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