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2020年6月11日 (木)

COVID-19備忘録 23 PCR検査数の意味

 日本と韓国の対応を比較すると目につくのはPCR検査数の大きな差だ。日本は韓国の10分の1ほどだ。以下は手持ちの資料で作成した国際比較だ。

4月末から5月初めにかけての千人当たりのPCR検査数(https://www.covid19-yamanaka.com/cont3/17.html)

国名 PCR検査数(対千人) 致死率
日本 1.45 5.32
台湾 2.69 1.56
12.31 2.30
12.17 14.13
11.1 18.94
34.88 14.44
スペイン 28.9 11.23
20.59 5.66

 ウイルスの侵入を水際で食い止めた台湾のPCR検査の数が少ないのは当然だが、日本は台湾の半分弱だ。

 8ヶ国のデータからはPCR検査数が多いと致死率が下がるとも言えない。ただヨーロッパの4ヶ国を見ると致死率が一番高いフランスの検査数が一番少ない。英国とイタリアの致死率は差がないが、PCR検査数には大きな開きがある。スペインのデータを見ると検査数が28.9で上から2番目、致死率は11.23で一番低くなっている。しかし、今ドイツのデータがないのでなんとも結論めいたことは言えない。

 日本と韓国のデータを見比べると日本では感染者の発掘が後手に回っており、それが感染者数を少なく見せていて、致死率が上がっていると見ることもできる。

 しかし昨日、10日に明らかになったデータだと、日本での抗体保有率は低い。以下がそのニュースだ。

ソフトバンクG 抗体検査191人“陽性” NNN24 2020/06/10 12:38

ソフトバンクグループは先月12日から今月8日までに希望した社員や取引先、医療機関の従事者など4万4066人を対象に新型コロナウイルスの抗体検査を行いました。

検査の結果、陽性だったのは、4万4066人中、0.43%の191人です。また属性別でみると、医療従事者は5850人中、1.79%の105人、社員や取引先は3万8216人中、0.23%の86人だったということです。

 これらのデータはどう考えればよいのだろう。宿題だ。

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