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2020年4月13日 (月)

COVID-19、中国とWHOの罪

以下の2つの記事はいずれも「朝日」だ。

台湾が昨年末、WHOに警告「武漢の肺炎で隔離治療」

台北=西本秀、2020411 2123

コロナの脅威、察知していた米諜報網 でも封じ込め失敗

ワシントン=編集委員・峯村健司 ニューヨーク=藤原学思、北京=西村大輔 ワシントン=香取啓介、2020412 500

肺炎で隔離治療というのは、人から人に感染する肺炎の治療ということだ。誤嚥性肺炎や、通常の風邪をこじらせてなることもある肺炎では隔離して治療をすることはない。

2番目の記事は、米国が情報をつかんでいながらそれを生かさなかったという内容だが、米国も台湾と同じころ、中国・武漢のかつてのSARSを思い起こさせる肺炎流行の情報を把握していたことを示している。

台湾がWHOにSARSを思い起こさせる肺炎流行を警告した昨年末、中国ではその隠蔽工作が行われていた。中国の公安は、武漢での新しい肺炎の流行を発信し、その後この病気に斃れた武漢市中心病院眼科の李文亮医師や彼に同調する医師の口封じを行っていた。

その結果、WHOは台湾の警告を無視したのだろう。

1週間ほど前、NHKスペシャル「カルロ・ウルバニ SARSと闘い死んだ医師の全記録」を見た。ウルバニ医師はベトナム在住のイタリア人だった。彼がベトナム政府を説得したことで、03年3月12日にWHOが「グローバルアラート」を発することができた。4ヶ月後、75日に終息宣言が出されるまで、32の地域と国にわたり8,000人を超える症例が報告された。 ウルバニ医師はグローバルアラートが出る直前にSARSで亡くなった。

SARSは02年11月に中国の広東省で最初の患者が出て、その後香港を経由して1月にベトナムでも患者が出た。それを診たのがウルバニ医師で、この新しい肺炎をSARSと命名したのは彼だった。アラートは彼とベトナム政府のおかげだった。SARSの流行に病気の発祥国の中国は何もしなかった。

COVID-19で中国は、台湾の警告や、自国の医師たちの警告を無視し、新しい肺炎が発生し広がっているという警告情報発信を妨害した。

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