軽い風邪でも自宅で、という変なお願い。日本の検査能力を超えている?
昨日、2日、政府の専門家会議は「10~30代の若者が感染を拡大させている可能性があるとして、ライブハウスやクラブなど人が集まる風通しが悪い場所を避けるよう求めた」(「朝日新聞」「若者が感染拡大のもと?『根拠はないが、説明つかない』」2020年3月3日 4時50分)。
人それぞれどうしても人混みに出なければ、人と会わなければならない、それが人が集まり風通しの悪い場所ということもあるだろう。それをさしたる根拠もなく、風邪気味なら自粛しろ、とはひどい話だ。
唐突に学校を閉鎖し、後手に回って保護者の休業補償のための予算をあたふたとまとめた。学校を閉鎖するのではなく、その予算で学校にいる風邪気味の教員など成人や専門家会議が想定している風邪気味の若者に対して検診の希望を募り実施することが合理的であり現実的なのではないだろうか。
日本の検査能力はそれほどにキャパシティが小さいのだろうか。現在韓国では1日1万件の検査が行われている。他方日本では1日平均900件(「日本経済新聞」「新型コロナ、進まぬ検査 機器の活用や調整に不備」2020/3/1 22:31)。
一見、韓国での流行と比べれば日本はそうひどくないように見えるが、それは検査体制の違いに過ぎないだろう。日本は韓国の検査能力の十分の一なのだ。
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