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2016年9月20日 (火)

原発廃炉2つの見出し

 今日、20日、原発に関して大きな動きが報じられている。ひとつはやっとここまでという内容だ。もうひとつは「ふざけるな」という馬鹿げた話だ。前者は「日経」、後者は「朝日」の報道だ。

「もんじゅ」廃炉の方向 あす関係閣僚会議
2016/9/20 14:00日本経済新聞 電子版
 政府は21日に原子力関係閣僚会議を開き、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)について、「廃炉を含め抜本的な見直しを行う」との方針をとりまとめ、廃炉の方向を決める。廃炉の影響は大きいことから、与党や地元福井県などの意向も踏まえたうえで年内にも最終判断する。核燃料サイクル政策を支えるために1兆円超を投じた「夢の原子炉」はほとんど稼働しないまま、終止符が打たれる見通しだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG20H1Q_Q6A920C1MM0000/?dg=1&nf=1

福島第一の廃炉費用、新電力にも負担 政府が検討
風間直樹2016年9月20日15時09分
 政府は東京電力福島第一原発の廃炉費用や賠償費用を、4月の電力小売り全面自由化で参入した「新電力」にも負担を求める方向で検討に入った。東電の廃炉費用が想定の2兆円を大きく上回る見通しとなり、新たな財源確保が必要と判断した。大手電力会社が持つ送電網の「使用料」に上乗せして、新電力にも支払わせる案が有力だ。
http://www.asahi.com/articles/ASJ9M4QG7J9MULFA008.html?iref=comtop_8_02

 「朝日」の報道が事実であれば、これはとくダネだが、誤報であることを祈っている。僕たちとしてはこんなとんでもない計画・策略を許すわけにはいかない。しっかり批判し、反対し、潰すために声を上げなければいけない。

 その結果が「誤報」となっても、それはこの記事が引き金となったのであり、賞賛されても、批判されることはない。

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2016年9月16日 (金)

高速増殖炉:やっと廃止に向けて動き出したのかな

 今週になって高速増殖炉、もんじゅの廃炉への動きが見え始めた。以下は他社に遅れて報道し始めた「読売」の見出しと記事だ。

高速炉実現に新工程表…もんじゅ廃炉へ調整
2016年09月15日 06時00分
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)のあり方について、政府は廃炉も視野に月内にも判断する方向で最終調整に入った。
 もんじゅの再稼働には巨額の追加支出が必要なため、政府は国民の理解が得られないと判断した。核燃料資源を有効利用する「核燃料サイクル政策」は堅持し、研究開発は続ける。今後、高速炉実用化のロードマップ(工程表)を作成、サイクル政策を実現する道筋を明確にする方針だ。
 複数の政府関係者が明らかにした。26日召集の臨時国会では、各党から政府の対応を示すよう求められるとみられ、首相官邸を中心に調整を急ぐ。
 1兆円超の事業費が投じられたもんじゅは、1995年にナトリウム漏れ事故が起きて以降、ほとんど運転していない。トラブルはその後も続き、原子力規制委員会は昨年11月、所管の文部科学省に対し、機構に代わる組織を探すよう勧告したが、受け皿探しは難航している。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20160914-OYT1T50148.html?from=ytop_ylist

 2011年3月11日以降、廃炉は必然だったが、ここまで来るのに5年以上かかった。この意志決定の遅さは何によるのだろう。和をもって貴しとする「日本文化」だろうか。そういうものが「文化」だとして。

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