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2014年7月31日 (木)

当然の判断ーー東電幹部の訴追勧告

 これで検察はどうするだろう。以下の見出しと記事は今日、31日の「長崎新聞(共同通信)」だ。

検察審、元東電会長らは起訴相当 福島原発事故、業過致死傷容疑
(07/31 13:47)

 東京電力福島第1原発事故を招いたとして業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発され、東京地検が不起訴処分とした東電の勝俣恒久元会長(74)ら3人について、東京第5検察審査会は31日までに「想定外の事態発生を以前から認識していたのに、危機管理が不十分だった」などとして「起訴相当」と議決した。

 議決は23日付。勝俣元会長のほかに起訴相当としたのは武藤栄元副社長と武黒一郎元フェローの2人。小森明生元常務は「不起訴不当」、鼓紀男元副社長と榎本聡明元副社長は「不起訴相当」とした。

 東京地検は不起訴相当以外の4人を再捜査し、関係者の再聴取などを検討する。

http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140731/ma2014073101001000.shtml

 検察が起訴を見送れば再度、検察審査会で審議されることになるが、そうならず検察が立件することを願っている。しかしそうなると歴代の政権党、自民党、や通産省(現、経産省)の官僚の責任も追及する必要が出てくる。

 今僕たちがやるべきことは、フクシマの事故が想定外のできごとではなく、危機管理が不十分故の人災だったことを立証する証拠を集めることだ。

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2014年7月30日 (水)

フクシマーー氷の壁、今度はどうかな

 比較的小規模な氷の壁作りが難航している。この成否が今後に予定されている大規模な氷壁作りの行方を左右するだろう。以下の見出しと記事は今日、30日の「読売」だ。

東電、汚染水凍結へ氷を本格投入…1日15トン
2014年07月30日 21時24分
 福島第一原子力発電所のトンネルにたまった汚染水が十分に凍らない問題で、東京電力は30日、投入する氷の量を1日あたり約15トンに増やすことを決め、本格的な氷の大量投入を始めた。
 今後12日間で合計約180トンの氷を入れる予定で、東電は「何としても凍らせたい」と説明している。
 タービン建屋から港湾へと延びるトンネルには汚染水が約1万1000トンたまっており、海へ流出する心配がある。このため、東電は2号機タービン建屋との接続部を凍らせて塞ぎ、汚染水を抜き取る計画を立案。冷却用の管をトンネルに設置したが、3か月たっても十分に凍っていない。

 そこで東電は24日と28日にそれぞれ2トン、6トンの氷をトンネル内に試験的に投入。15度近くあった水温を3~5度程度下げたが、効果は一時的で、投入した氷は約3時間後にすべて解けてしまった。
2014年07月30日 21時24分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140730-OYT1T50145.html?from=ytop_main4

 今後に予定されている氷壁は、原発サイトをぐるっと取り囲むものであり、今難航しているものとは比べ物にならない大きさだ。6トンの氷が3時間で解けてしまったという、2.5倍の15トンだと、解けないのか、それとも2.5倍の時間である7時間半で解けるのか、3倍の9時間もつのか。

 この件はいろいろな機関が折に触れて報道しており、関心が深いテーマで、皆が注目している。政府や東電にとっては失敗できない案件だが、それで失敗を認めず無理に進むことが一番怖い。失敗をしたらそれを率直に認め、早急に次善の策を練るべきなのだ。

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2014年7月29日 (火)

少し涼しくなった

 昨日、28日くらいから気温も湿度も下がり、過ごしやすくなった。朝の散歩も快適だ。いつまで続くかな。

 この程度の気候だと、自宅にいる限りクーラーの必要はない。むしろ長時間クーラーを使っていると鼻風邪をひいたような感じになり、身体に良くない感じがしている。今の程よい気候が続いてくれることを願っている。

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2014年7月28日 (月)

水との格闘――終わらない

 水との格闘は終わらない。以下の見出しと記事は今日、28日の「ヤフー(時事通信)」だ。

地下水流入、減少確認できず=バイパス開始2カ月―福島第1

時事通信 7月28日(月)20時10分配信

 東京電力は28日、福島第1原発で放射能汚染水の増加を抑えるため、建屋に流入して汚染される前の地下水をくみ上げて海へ放出する「地下水バイパス」について、明確な効果が出ていないことを認めた。小林照明原子力・立地本部長代理が同日の記者会見で、「今は建屋への効果は明確に見えていない」と述べた。
 東電によると、地下水は原子炉建屋などに1日平均400トン流入し、汚染水増加の主因となっている。東電はバイパスによって流入量を最大で同100トン減らせると説明し、5月に開始した。
 2カ月が経過しても、汚染水の増加量が抑制される傾向は見えないが、小林氏は建屋と地下水をくみ上げる井戸の中間地点で、地下水位が最大で10センチ低下していると説明。今後の流入量減少に期待を示した。ただ、流入量が同100トン減るためには、中間地点の水位が数十センチから1メートル低下する必要があるという。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6124854

 先が見えない。

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2014年7月27日 (日)

3.11は何だった……社会構造の変換を

 今朝、27日朝、たまたまNHKの日曜討論を見た。川内原発再稼働に関する議論だった。再稼働に賛成する人たちは、電力が足りなくなる、日本の産業活動が停滞する、という危機感をあおっていた。

 停電の問題と、原発事故の問題とは比較可能なものなのだろうか。停電の問題は都会に住む人々、産業界の人々、霞ヶ関の政治家や役人にとって重要だろう。原発周辺に、といっても隣ではなく、30kmあるいは50km周辺に住む人にとっては、問題は停電より事故だ。

 原発を推進、再稼働を主張する人は、自分にとっての利益をあたかも国民的・国家的問題であるかのようなすり替えを行っている。彼らはそれに気付かないのか、気付いていて知らんふりか、どっちだろう。

 3.11は、僕たちに日本の産業構造を変えよう、エネルギーを大量消費し、自然に負荷をかける社会構造を考え直そう、と促すできごとだったと思っている。今の安倍政権はそうした重要な問いかけを理解することができず、従来型の、時に昔の土建屋政治の、ハードに依拠した経済振興策を進めている。それはかつての自民党政権下の失われた20年の繰り返しとなると思うが、その認識はないようだ。

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2014年7月26日 (土)

机上の空論でしょーー日本に核のゴミ処分場はない

 日本国中探して、地下千メートル掘って、百万年の間、水も出ず、地震や火山の影響を受けない場所というのはあるのか。以下の見出しと記事は昨日、25日の「長崎新聞(共同通信)」だ。NHKも昨日報道していた。

埋設処分「技術的に可能」 使用済み核燃料の報告書案(07/25 22:41)

 国が全量再処理を前提にしている原発の使用済み核燃料に関し、日本原子力研究開発機構が、再処理せず、そのまま地中に埋設する「直接処分」について「技術的に可能」とする報告書案をまとめたことが25日、分かった。

 使用済み燃料を「資源」として再処理する核燃料サイクルや、再処理後の高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)を地中に埋める最終処分をめぐる議論にも影響を与えそうだ。

 報告書案は、地下千メートルに100万年間埋めた場合、地上で受ける放射線量は3千年後が最大で、年間約0・3マイクロシーベルトになる試算。

http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140725/sc2014072501001762.shtml

 これはどこか、安定で、地震や火山の影響を受けず、地下水が湧かず、その安定が100万年維持される場所があった場合、地上の放射線量はこうですよ、という試算だ。日本の地盤を考えると机上の空論だ。これは原発を何がなんでも進めたい人にとっては「ニュース」かもしれないが、多くの人にとっては原発亡者の「タワゴト」だ。

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2014年7月25日 (金)

フクシマの教訓を汲み取る米国……

 日本で原発の再稼働が目論まれている。万が一再稼働があるとして、フクシマの教訓は生かされるのか、そんな思いのときに以下の見出しと記事を昨日、24日の「長崎新聞(共同通信)」に見つけた。我が家に配達される「神奈川新聞」では今日の朝刊に掲載されている。

米、福島事故で避難計画見直しへ 科学アカデミーが検討要請(07/24 23:00)

 【ワシントン共同】米科学アカデミーは24日、東京電力福島第1原発事故に関する報告書を公表し、東電や当時の経済産業省原子力安全・保安院が適切な津波対策を怠ったため被害が深刻化したと指摘した上で、福島の事故を教訓に米国内の避難計画の見直しを検討するよう求めた。

 報告書は米国の原発の安全性を向上するため米議会がアカデミーに作成を要請。原発の再稼働に向けた動きが進む日本でも避難計画の実効性が疑問視されており、原子力防災の在り方をめぐる議論に影響を与えそうだ。

 同アカデミーは米政府や米議会に独立の立場から科学技術政策を助言している。

http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140724/sc2014072401001831.shtml

 なお原文は以下のサイトで見ることができる。

http://www.nap.edu/catalog.php?record_id=18294

 日本政府はこの報告書をどう受け止めるだろう。

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2014年7月24日 (木)

ダイオキシン類被害についての上映会――8月9日

 8月9日、以下の上映会があります。多くの人に見ていただき、ダイオキシン類被害の実態を、被害者の現状を知っていただきたいと願っています。

8.9油症ダイオキシン禍上映会
「枯葉剤被害と油症-ダイオキシン汚染に見舞われたベトナム・韓国・日本」

日 時:2014年8月9日(土)10:30~12:00
場 所:北とぴあ ペガサスホール
会場費:無 料 
※予約は必要ありません。
①九州朝日放送・テレメンタリ―2004「もう一つの油症事件~台湾で起きた悲劇~」

②長崎放送「カネミ油症と枯葉剤」「ダイオキシン国際会議」2013918日放送
報道センター特集は、韓国に渡ったカネミ油症被害者をとりあげます。8月、韓国で開かれたダイオキシン研究者の国際会議に初めて被害者が招かれました。カネミ油症患者の宿輪 敏子(しゅくわ としこ)さん。韓国で油症と同じダイオキシン被害に苦しむ枯葉剤被害者の現状を調べました。

③TBSニュース23「今あえて問う“毒の油”衝撃の42年」2010614日放送

④JN九州沖縄ネットワーク「カネミの主張~油症45年~」

 写真展示
会場内で中村梧郎さん(フォトジャーナリスト)の枯葉剤写真のほか油症被害の写真を展示します。

主催・日台油症情報センター
<連絡先>〒272-0821千葉県市川市下貝塚2-19-2藤原寿和気付
E-mailQZG07170@nifty.com

 

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2014年7月23日 (水)

米(こめ)の放射能汚染、除染は移染の再確認

 今日、23日になって「読売」も「朝日」を追いかけはじめたということか。以下の見出しと記事は今日の「読売」だ。

放射性物質1兆ベクレル超放出…原発がれき撤去

2014年07月23日 21時53分

 福島県南相馬市で収穫されたコメが、福島第一原子力発電所から飛散した放射性物質によって汚染された可能性がある問題で、東京電力は23日、昨年8月に実施した同原発3号機のがれき撤去作業で放射性物質が最大で1兆1200億ベクレル放出されたとする試算を明らかにした。

 原子力規制委員会の検討会で同日報告した。 同原発敷地内で採取されたちりのデータを基に試算した結果、最大で毎時約2800億ベクレルの放射性物質が4時間にわたって放出されたと考えられるという。
 東電は、同原発からは通常、同約1000万ベクレルの放射性物質が放出されていると推定している。2014年07月23日 21時53分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140723-OYT1T50178.html?from=ytop_top

 除染は移染、ということが改めた確認された。

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2014年7月22日 (火)

ベネッセー―お詫びのお詫びが必要だ

 いやとんでもない情報が漏れたものだ。以下の今日、22日の「朝日」の見出しと記事だ。

ベネッセ情報流出、謝罪を「外注」 派遣会社が電話対応

河原田慎一

2014年7月22日15時54分
 勧誘も謝罪も「外注」で――。利用者の個人情報が大量流出した通信教育大手ベネッセホールディングス(HD)は、利用客らの問い合わせなどに応じる電話の窓口業務を派遣会社に委託した。社員だけでは対応しきれないためだが、謝罪業務を委託する企業姿勢を疑問視する声もある。
 窓口業務の派遣会社員は、情報流出が発覚するまでは新規会員の勧誘業務をしていた。
 元派遣会社員によると、派遣会社から「お仕事の募集」と書かれたメールが届いたのは11日。14日から今月末まで、専用フリーダイヤルに対応する、「毎日怒られる仕事」だという。時給は1100円。ベネッセが情報流出を発表した9日に、派遣契約を打ち切られた人が対象だ。
 12日には謝罪の仕事について、「ネット上などで口外しないように」と注意喚起するメールも届いた。
http://www.asahi.com/articles/ASG7L44JBG7LUTIL01Q.html?iref=comtop_list_nat_n05

 口外するなというセンスが、それで何とかなると考えていることがこうしたドジなやり方、「謝罪を『外注』」という安易な方法をとらせたのだろう。

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2014年7月21日 (月)

ハイテク社会の神話

 今やコンピュータやスマートフォンを敢えてハイテクと呼ぶ人も少ないだろう。多くの人にとってそれは生活の一部となっている。

 今回のベネッセの個人情報の流出について、先日の報道では、逮捕された容疑者が、ガードが固くてデータのコピー/持ち出しをあきらめていたが、スマートフォンに移せることが分かりそれで今回の事件を起こした、と話しているということだった。

 基本的にはデータのガードはハード的にはきちんとしていた。だから油断したのだろう。その結果ベネッセは、以下の「長崎新聞(共同通信)」の見出しと記事のようなヘマをすることになったのだろう。

発覚後もベネッセ情報持ち出しか 元SE、2千万件07/19 09:48)

 ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、不正競争防止法違反(営業秘密の複製)の疑いで逮捕された元システムエンジニア(SE)松崎正臣容疑者(39)が、ベネッセ側の社内調査が始まった6月末にも、約2千万件のデータを持ち出した疑いがあることが19日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁は、流出の疑惑が浮上しているのに気付かないまま、松崎容疑者が、データのコピーを続けていたとみて捜査。19日、同容疑で松崎容疑者を送検した。

 捜査関係者などによると、ベネッセには6月26日以降、顧客から情報流出を指摘する問い合わせが急増し、翌27日に社内調査を始めた。

http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140719/na2014071901001147.shtml

 ハイテクとは言わなくとも、各種の技術が機器がいろいろな使い方がされる結果、予想外のことが起きるということだ。少なくとも、設備が完全だから、ハードが十分だから安全は守られる、というのは今や神話となっている。

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2014年7月20日 (日)

雷鳴

 軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会の、人骨発見25周年の記念集会があった。幸い多くの人に来ていただき、僕たちの会としては盛況だった。

 気を良くして会場を後にしたとき誰からともなく「雨が降らなくてよかった」という声が出た。本当だ。自宅について夕食を終えしばらくしたら雷鳴が轟き、大雨洪水警報が出ている。被害がないといいな。これで明日、梅雨明けかな。

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2014年7月19日 (土)

フクシマ――またまた汚染水漏れ

 以下の見出しと記事は今日、19日の「読売」だ。

福島第一原発5号機、燃料プールから汚染水漏れ
 東京電力福島第一原子力発電所5号機で19日未明、使用済み燃料プール近くの床下に汚染水約100リットルがたまっているのを、別の作業をしていた東電社員が見つけた。
 水にはごく微量の放射性物質のコバルト60などが含まれていた。現在も漏れ続けており、東電が汚染水を回収している。
 汚染水は床下にある二つの箱の中にたまっており、箱にはプールの水を冷やして循環させる配管が通っていた。東電は、箱の中にある配管のバルブから、プールの水が漏れている可能性があるとみて、原因を調べている。

20140719 1456 
Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140719-OYT1T50061.html?from=ytop_ylist

 この件についての記事の「朝日」の見出しは以下の通りだ。「また」というのは11日に6号機で同様の事故があったことによる。

福島第一5号機、また水漏れ 燃料プール配管劣化で多発

2014年7月19日18時11分

http://www.asahi.com/articles/ASG7M3VKSG7MULBJ001.html?iref=comtop_6_04

 配管の劣化に気づかずに綱渡りをやっている。これは、その綱が切れそうになっているということだ。

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2014年7月18日 (金)

夏休み

 今日は金曜日で、僕が週に一日だけ学生相手に講義をする日。今日が4月からの学期の最終の金曜日。ということで明日から、9月の最初の講義日となる第三金曜日まで夏休みだ。

 さて何をしようということは特にない。4月に入ってからやっていることをもう少しパワーアップして取り組む、ということになるだろう。まあ、じわじわやっていこう。

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2014年7月17日 (木)

これで幕引き?

 以下の見出しと記事の一部は今日、17日の「朝日」だ。

小保方氏論文の調査結果要旨 早大調査委

2014年7月17日18時50分

(途中省略)
 【結論】 転載元を示さずに他人が作った文書を自分で作成したかのように利用する行為は、決して許されない。小保方氏について、学位取り消し要件に該当しないと判断したことは、この問題点の重大性を低減するものではない。

 ひとたび学位を与えたら、取り消すことは容易ではない。学位審査に関与する者は、その重さを十分に認識すべきだ。
http://www.asahi.com/articles/ASG7K62G7G7KULBJ00M.html

 本来なら「取り消し」だけど、それだと本人も大学も困るだろうから、今回はなかったことにしようね、ととれる結論だ。どうにも腑に落ちない。

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2014年7月16日 (水)

帰還できるの――フクシマ

 安倍内閣は時間稼ぎをして、被ばく者・被害者がしびれを切らすのを待っているようだ。今の避難先での生活が続き、それなりの生活基盤ができれば、汚染された故郷に帰ることを断念するだろうと期待しているようだ。以下の昨日付け、15日の「長崎新聞(共同通信)」の見出しと記事を読んでそう思った。

双葉町でようやく除染計画策定 町面積の4%、残りは未定(07/15 11:10)

 環境省は15日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で、策定が遅れていた福島県双葉町の計画を発表した。国が直轄で除染する第1原発周辺の11市町村の中で、双葉町だけは除染計画が策定されていなかった。

 双葉町は町面積の約96%が汚染の深刻な帰還困難区域に指定されており、除染計画の対象範囲は残りの約4%の土地。国や町はインフラ中心に除染を進め、今後の復興の足がかりにしたい考えだ。町の大半を占める帰還困難区域の除染計画は未定。

 計画では、年間追加被ばく線量が20ミリシーベルト以下となっている町の北東部約200ヘクタールで、2016年3月末までに除染を終える予定。

http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140715/sc2014071501001104.shtml

 安倍内閣としては除染=移染をしています、というポーズをとって、自らは決して帰還は無理とは言わず、被害者にあきらめさせる。何というひどい内閣だ。所管の環境大臣はぼけ老人の息子の石原伸晃だ。

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2014年7月15日 (火)

再稼働、あり得る?

 柏崎刈羽原発は地震で火災を起こした。想定外だった。それからすると、フクシマも津波の影響が強調されるが、地震の揺れの可能性も否定できない。

 フクシマの原因がはっきりしなければ、柏崎刈羽原発の再稼働も見込めない、だろう。以下の見出しと記事は今日、15日の「ヤフー(時事通信)」だ。

柏崎刈羽原発に根強い懸念=監視続ける「地域の会」―中越沖地震、16日で7年

 最大震度6強を記録した新潟県中越沖地震から16日で7年。東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)は設計時の想定を上回る揺れに襲われ、変圧器の火災や微量の放射性物質漏れを起こした。福島第1原発事故以降に全基が停止し、東電はうち2基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請している。住民は安全性に根強い懸念を抱き、同県の泉田裕彦知事は「時期尚早」との立場を堅持している。(時事通信)

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/kashiwazaki_kariwa_nuclear_power_station/?id=6123332


 首都圏は柏崎刈羽の経験から、フクシマの原発に免震重要棟が設置されていたことで救われたところが非常に大きかった、と思っている。

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2014年7月14日 (月)

除染は移染だ

 放射性物質の除染は移染に過ぎないことがあらためて確認された。以下の見出しと記事の一部は今日、14日の「朝日」だ。

がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田

青木美希

2014年7月14日07時22分
  東京電力福島第一原発で昨夏に実施した大規模ながれき撤去作業で放射性物質が飛散して、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性を農林水産省が指摘し、東電に防止策を要請していたことが分かった。福島県は「他の要因は考えられず、がれき撤去の可能性が限りなく高い」としている。東電は要請を受けて撤去作業を凍結してきたが、広範囲に飛散した可能性を公表しないまま近く再開しようとしている。

(以下省略)

 除染はできない、移染でしかない、これでも原発再稼働なのか、どうにも理解できない。

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2014年7月13日 (日)

官房長官逆切れーーウソを暴かれて……

 今日は日曜日でのんびりウエッブサーフィンをしていて以下の見出しと記事に行き会った。「ヤフー(日刊現代配信)」だ。

菅官房長官が逆ギレ 仏記者が指摘した09年の「自民提言」 2014年7月12日

 菅官房長官が11日、外国特派員協会で講演。アベノミクスの経済効果について、「政治主導で進めていく、改革意欲の強い政権だ」などと自画自賛したが、講演後の質問は、集団的自衛権行使容認の閣議決定や拉致問題、中韓との関係に集中した。海外メディアから見ても、安倍政権の安保政策はよく分からなくて不安だということだろう。

 海外メディアの質問に菅官房長官は「国民の生命と安全を守るのが政府の仕事」「対話のドアは常にオープン」などと従来の政府答弁をソツなく繰り返した。唯一、気色ばんだのが、仏メディア記者から日本語でこう質問された時だった。

「自民党は2009年12月16日に民主党政権の政治主導に対して緊急提言をまとめ、国民のものである憲法を一内閣が恣意的に解釈変更することは許されないとしたが、安倍政権は憲法を解釈変更した。提言当時の考え方は今も変わらないか?」

 質問が終わるや否や、菅官房長官は強い口調で「それは、まったくあたらない」と反論。質問の英訳後に答えるよう、司会者からたしなめられてしまうほど、冷静さを欠いていた。

■自民党HPから削除

 この緊急提言は野党転落後の09年、自民党の政策調査会の「『政治主導』の在り方検証・検討PT」がまとめたもの。こんな記載がある。

<憲法は、主権者である国民が政府・国会の権限を制限するための法であるという性格を持ち、その解釈が政治的恣意によって安易に変更されることは、国民主権の基本原則の観点から許されない>

 まるで、今の安倍政権に対する苦言そのものだ。当時、PT座長として提言をまとめた林芳正農相の公式サイトには、当時の記事が残っており、<本来、「政治主導」の在り方は、政権交代が行われても健全な議会制民主主義が機能するためのものでなくてはなりません>と書かれている。よくもまぁ、解釈改憲の閣議決定に署名できたものだ。<詳細は自民党のwebサイトに>とリンクも貼ってあるが、現在は詳細が表示されない。自民党本部に問い合わせると「2年前にHPをリニューアルした際、古い資料は削除してしまった」(広報)、「そんな昔の提言は当時の担当者も分からないし、調べるのに時間がかかる」(政調)との回答だった。

 まさか、都合が悪いからHPから削除したわけではないだろうが、安倍自民党が触れられたくない過去なのは間違いない。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151819/1

 日本人記者は事前に調べ、こうした意味ある質問をする気はあるのだろうか。その気がないのか、その力がないのか。日本の他の報道機関には、少なくとも、11日の外国特派員協会でのこのやり取りはしっかりカバーしてもらいたい。

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2014年7月12日 (土)

3.11の余震

 3.11から3年4ヵ月たつがまだ余震が続いている。今朝、12日も、福島県沖を震源とするM6.8の地震があり、数十センチ程度だが津波もあった。

 フクシマで作業している人たちはどんな思いでこの地震の揺れを感じただろう。

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2014年7月11日 (金)

テロとは無関係らしいけど、ずさんな管理

 昨日か一昨日、水曜日か木曜日、天然痘ウイルスが発見されたというニュースを小耳にはさんだ。う、テロかと心配したがそうではなかった。以下は、その面の心配を解消してくれた「読売」の記事と見出しだ。

絶滅したはずの天然痘、米保健機関にウイルス
2014年07月11日 12時27分
 【ワシントン=中島達雄】米政府の保健機関「疾病対策センター」は、絶滅した天然痘のウイルスが、倉庫の瓶から見つかったと発表した。
 瓶から漏れた様子はないため、センターは「感染する心配はない」と話している。
 瓶は、ワシントン郊外のメリーランド州にある米食品医薬品局の施設の倉庫で、引っ越し作業中の職員が見つけた。1950年代の研究用試料とみられ、ラベルに「天然痘」と書いてあった。中身を分析したところ、ウイルスの遺伝子が見つかった。
 天然痘は致死率が高い感染症だったが、ワクチンが普及し、世界保健機関(WHO)が1980年に根絶を宣言した。現在は、疾病対策センターとロシアの国立研究所だけが、研究用としてウイルスを保管している。ただし、今回、瓶が見つかった倉庫は、本来の保管場所ではなく、普段は使っていなかったという。
2014年07月11日 12時27分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

 瓶の天然痘ウイルスは感染力を失った状態だったのだろうか。そうであればテロではないということになる。

 ものが50年代のもので、保管が杜撰で、倉庫がFDAのものということだと、ワクチン開発あるいはワクチン用の毒性が極めて低いものだったのだろうか。

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2014年7月10日 (木)

核のゴミ処理のめどは立たない……

 核のゴミ処理の難しさを再確認だ。以下の見出しと記事は今日、10日の「長崎新聞(共同通信)」だ。

暫定保管、数百年超は困難 核のごみの報告書案(07/10 17:27)

 原発から出る「核のごみ」の最終処分に関する日本学術会議の検討委員会分科会は10日、国に提言した「暫定保管」の技術的な課題を整理した報告書案をまとめた。自然災害のリスクなどを考慮すると、数百年を超える保管施設の安全確保は困難としており、9月までに正式決定する。

 学術会議は2012年、高レベル放射性廃棄物は取り出し可能な場所で暫定保管し、その間に最終処分の進め方で国民の合意を得るべきだと国に提言した。だが保管期間は「数十年から数百年」と抽象的だったため、実現可能性を検討した。

http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140710/sc2014071001001336.shtml

 現実的には最大で100年ということか。その間に、何万年、プルトニウムだと24万年貯蔵できる技術を開発しましょう、という他力本願。できればいいけれど、もう既にそうした研究は半世紀やっているのだ、そして今の出口なしの状況だ。

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2014年7月 9日 (水)

今まで要請を控えていた?

 規制委員会がやっと要請に踏み切った。同様の要請は東北の女川、日本原電の東海については既に行っているようだ。東電への要請が今日、9日になったのは、東電が日々のトラブルに追われそれどころではないと「配慮」をしていたのだろう。以下はそれを伝える「日経」の見出しと記事だ。瓦礫の中でどれほど要請に応えることができるのだろう。

福島第1の地震リスク見直し要請 規制委、東電に 

2014/7/9 13:21

 原子力規制委員会は9日、東京電力福島第1原子力発電所の地震・津波対策を強化するよう求める方針を明らかにした。同原発内には溶け落ちた核燃料や使用済み核燃料が残ったままで、大災害に見舞われれば再び事故が起きかねないため。規制委は今後、東電に対し地震や津波リスクの再評価を求める。
 福島第1原発の事故を受けて刷新された新規制基準は、全国の原発を対象に地震・津波想定を厳しく見直すよう求めており、各電力会社は対策を進めている。ただ福島第1原発はすでに廃炉作業が始まっているため、対策は新基準以前のままだ。
 規制委の更田豊志委員は同日の会合で「耐震性などの備えが十分かどうか確認しないといけない」などと指摘。今後、東電に対し、新規制基準を念頭に、福島第1原発を襲う地震や津波の規模を算定し直すよう要請する。具体的には原子炉関連施設の耐震性の向上や防水対策などが必要となりそうだ。

 また、規制委は同日、福島第1原発の地下坑道(トレンチ)にたまる汚染水を凍結止水して抜き取る作業が難航している問題について、凍結機器の能力向上など対策を取るよう東電に改めて指示した。地下トレンチに凍結管を差し入れ、汚染水を凍らせて流れを止める計画だが、2カ月を超えても完全凍結に至っていない。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG09019_Z00C14A7CR0000/?n_cid=TPRN0009

 この問題は、政府は集団的自衛権で国民の安全・安心を喧伝しているが、それ以上に緊急の課題だ。

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2014年7月 8日 (火)

安心して治療が受けられる……

 原発事故の際の避難の手順が決まったので、これで入院患者は安心して入院生活を送ることができる、とはならないだろう。以下の見出しと記事は今日、8日の「長崎新聞(共同通信)」だ。

佐賀県、入院患者らの避難計画 玄海原発30キロ圏(07/08 19:43)
 佐賀県は8日、九州電力玄海原発(同県玄海町)から半径30キロ圏にある県内全ての病院や福祉施設の原発災害時の避難計画がまとまったと発表した。入院患者らの受け入れ先が県内で確保できたとし、搬送で自衛隊やバス、タクシー団体などに協力を求める。5キロ圏の避難を優先し、5~30キロ圏は放射線量に応じて段階的に避難させる方針。
 鹿児島県も8日、最も早く再稼働する可能性がある九電川内原発(薩摩川内市)の半径10キロ圏内までの医療機関などの避難計画を発表した。30キロ圏内の計画策定は今後検討するとしている。
 佐賀県によると、30キロ圏の医療機関や福祉施設は241施設。
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140708/sc2014070801001797.shtml

 これで安心する人はいないだろう。病気が入院治療の結果治っても、事故で避難し、それによって元に戻る、悪化することもあるだろう。原発から30km圏内の入院患者を受け入れる医療施設は今後厳しい経営を強いられることになるだろう。

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2014年7月 7日 (月)

そう、自分で「世界一安全」と言ってもね

 自分で大丈夫とか、任せろ、というのはお手盛りの自画自賛で信用できない。小泉元首相が指摘しているのはそういうことだ。それを伝える「朝日」の見出しと記事を以下に貼付ける。

小泉元首相、原発再稼働を批判 「世界一の基準なのか」
2014年7月7日20時14分
 小泉純一郎元首相は7日、東京都内で講演し、原発の再稼働について「避難路を確保している所があるのか。テロ対策も一番弱い。世界一厳しい基準は作っていない。再稼働はできない」と批判した。
 原子力規制委員会は、福島原発事故後に津波や地震対策を見直し、原発の規制基準を強化した。小泉氏は「英米仏と比べてどうなのか。世界の基準と日本の基準を照らし合わせて本当に世界一の基準なのか、国民に分かりやすく説明する責任がある」と指摘した。
 安倍政権が最終処分場の候補地を示す動きを強めていることに対しては「ゼロにすると決定してからじゃないと、国民の協力が得られない。再稼働でまた核のゴミが出て協力して下さいと言っても無理。甘い見通しだ」と強調。「原発を推進しようとしていた人々の論理は完全に破綻(はたん)している」と続けた。

http://www.asahi.com/articles/ASG776G86G77UTFK00N.html?iref=comtop_list_nat_n01

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2014年7月 6日 (日)

一年の半分が過ぎた

 もう7月。一年の半分が過ぎたことになる。3月末に定年退職したこともあり、この6ヵ月は前半がフルタイムの教員で、後の半分の3ヵ月はパートタイムの教員と、2種類の生活だったせいか、いろいろ新しい経験をしたがあっという間だった。

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2014年7月 5日 (土)

楽しみだ――被ばく写真の公開

 今日、5日の「長崎新聞」に楽しみな記事が出ていた。以下がその見出しと記事全文だ。

原爆資料調査の成果を発表
 長崎市は4日、長崎原爆投下時のきのこ雲を広い視界でとらえた航空写真を、先月実施した米国立公文書館調査で入手したと公表した。写真左下には長崎港などの海岸線が鮮明に写り込んでおり、きのこ雲との位置関係や煙の広がり具合などが分かる。
 長崎の地に立ちのぼる巨大なきのこ雲、破壊された長崎医科大付属医院、食糧配給所の前にしゃがみ込む人々-。長崎市が4日公表した原爆投下時や投下後の写真の数々は、当時の情景を今に伝える貴重な資料だ。市は米国立公文書館で実施した写真資料調査(6月16~27日)で、カラーの航空写真3点を初めて入手するなど計約2千点のデータを複写し、持ち帰った。
 カラーの航空写真はスライドで、「1939~58年の米海軍の活動」と題した箱から発見。長崎医科大付属医院の裏山側の上空から浦上川方向をとらえた写真には、岩川町周辺に46年4月以降整備された引き揚げ者用の簡易住宅が建ち始めているのが見て取れる。爆心地付近などの航空写真もある。
 きのこ雲を広い視界でとらえた写真は、米国戦争情報局のファイルから発見。これまで長崎原爆資料館所蔵の公表可能な写真は、きのこ雲だけをとらえた1点しかなかったが、今回の写真では長崎港など背後の海岸線も確認できる。映像から切り取った可能性もあり、今後検証する。
 原爆資料館で収蔵数が少ない原爆投下後間もないころの人々の暮らしをとらえた写真も今回入手。爆心地に近い松山橋たもとにあった食糧配給所の写真の説明書きには「1945年9月24日」と、撮影日とみられる日付が記載されている。
 来年の被爆70年に向けた市の調査団派遣は昨年に続き2回目。原爆資料館の奥野正太郎学芸員(28)と、被爆者の深堀好敏・長崎平和推進協会写真資料調査部会長(85)がワシントン近郊の公文書館新館で調査した。
 奥野学芸員は「数年間かかる膨大な整理作業になるが、撮影時期などを調査し、館内やインターネットで公開していきたい」。深堀部会長は「当初の目的を達することができた。動画のフィルムの入手が今後の課題。将来に備えて持ち帰るべき」と述べた。

http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2014/07/05090352013752.shtml

 こうした収集活動、そしてその成果の公表が、被ばくの残酷さ、二度と繰返してはいけないという世論を喚起することになるだろう。努力を続け、皆が忘れないようにしなければいけない。準備ができたところから順次公開してもらいたい。

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2014年7月 4日 (金)

そうなの……、お粗末

 本当なの、それはあまりにもお粗末。以下の見出しと記事は今日、4日の「産経」だ。

「ソウル大捏造問題の教訓生かせず」ネイチャーが反省記事 「共著者の名声で…」
2014.7.4 13:43
 英科学誌ネイチャーは4日、撤回に至ったSTAP細胞論文問題は、過去の論文不正問題の教訓が生かされず理化学研究所の笹井芳樹副センター長ら共著者の名声だけで掲載を決めたために起きたとする分析記事を掲載した。2005年に発覚した韓国ソウル大の黄禹錫元教授による人クローン胚性幹細胞(ES細胞)の捏造問題に続く苦い教訓になったとしている。
 編集部は過去の論文から盗用がないかを調べるコンピューターソフトを使って調べたが、STAP論文がほかの論文から出典を明示せずに引用した部分は発見できなかった。その論文が当時、ソフトに組み込まれていなかったためだ。編集部は投稿論文から無作為に選んで画像を調べているが、STAP細胞論文は対象となっていなかった。
 ソウル大の捏造問題をきっかけに、ネイチャー誌は「インパクトの大きい研究成果ほど厳しくチェックする」との編集方針を掲げ、時間をかけて遺伝子を調べるケースもあったが、STAP細胞論文では厳しい精査はしなかったという。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140704/scn14070413430003-n1.htm

 まあ人がやることだからいろいろ思い込みによる間違いもあるだろうが、ネイチャーよお前もか、という思いだ。

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2014年7月 3日 (木)

反応が鈍い

 この反応の鈍さはなんなのだ?石原たちが去って、少しは改善されるだろうか。以下の見出しと記事は今日、3日の「長崎新聞(共同通信)」だ。

国会でも4月にセクハラやじ 「産まないと駄目」(07/03 20:25)
 4月の衆院総務委員会で、総務相らに質問していた日本維新の会の上西小百合衆院議員(31)=比例近畿=に「早く結婚して子どもを産まないと駄目だぞ」と男性議員がセクハラやじを飛ばしていたことが3日、上西議員らへの取材で分かった。
 国内外の批判を浴びた東京都議会のセクハラやじ問題が、国会にも飛び火した形だ。男性議員は特定されていない。
 上西氏や議事録によると、4月17日に衆院の分館で開かれた総務委員会で人口減少への対策などを質問中だった。上西氏が立った発言席に対面する自民党会派の席周辺からやじが飛び、周囲から笑い声や拍手が起こったという。

http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20140703/ma2014070301001931.shtml

 みんなの党は問題の「ヤジ」が極めて悪質で糾弾が必要なものであることを直後から理解していた。他方、維新の会はそれを見て、そう言えば、という反応だ。これは会のふたりの代表、石原と橋下の問題でもあるのだろう。

 いつか、この意味でまともな政党となることはできるのだろうか。

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2014年7月 2日 (水)

NHKや「読売」は香港のデモを伝えるが……

 昨日、1日夕方のTBSのニュースは「集団的自衛権」行使のための閣議決定に反対するデモ行進が昼前からはじまり、夕方にはその数がどんどん増えている、と実況中継をしていた。今日になってNHKのBSのニュースは香港の反中デモが空前の規模となったことを繰返していた。その一方で、日本の官邸周辺のデモについては何も報じていない。

 今日夜になって、以下の見出しの記事を「朝日」が出した。見出しと記事の全文を貼付ける。

「あきらめたら安倍さんの思うつぼ」 続く官邸前抗議
東郷隆
2014年7月2日20時44分
 集団的自衛権の行使を認める閣議決定から一夜明けた2日も、東京・永田町の首相官邸前には、決定に反対する反核団体や市民たちが断続的に集まり、「それでもあきらめない」などと声を上げた。
 
消費増税などに反対して毎月第1水曜日に労働団体などが開いている集会には、集団的自衛権に反対の声を上げようと集まった一般の市民たちが続々と合流。約100人が一緒になって「閣議決定を撤回しろ」と拳を上げた。
 長男が1月に生まれたという
茨城県つくば市
の自営業須藤正さん(32)は「戦争反対」と書いたプラカードを掲げた。「あきらめたら安倍さんの思うつぼ。しぶとく叫び続け、国の動きを止めたい」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASG725FL6G72UTIL033.html?iref=comtop_6_02


 昨日のTBSのレポートだと、官邸前デモでは若い人が目立つと報告していた。またその画面だと、乳母車を押した参加者もいた。

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2014年7月 1日 (火)

あの国が好きというのは……

 以下の今日、1日の「読売」の見出しをちらっと見た時、また日本でそういう人が増えて居るのだろうな、と思ったけれど、それは早とちりだった。

高まる嫌中感情…返還から17年、香港でデモ
2014年07月01日 20時26分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140701-OYT1T50129.html?from=ytop_main5

 経済力の向上などで存在感が増すと、その国への関心も高まり、嫌いという人が増えるのは当然だ。しかし香港の場合はそうした理由ではなく、より根源的で、分かれることが不可能な兄弟・姉妹の感情だろうか。

 友人は選ぶことができるが、兄弟・姉妹は選べない。かつて社会主義国でソ連は兄弟だ、兄弟だから友人と違い選べない、えらい災難だ、という冗談を聞いたことがある。香港人にとっては冗談ではなく、切実な問題だろう。

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