小泉「脱原発」発言の広がり
小泉の脱原発発言が、元首相の本気の発言ということで自民党ががたがたしはじめた。以下はそれを報じる「読売」の見出しと記事だ。
小泉元首相「原発ゼロ」、自民政策と整合性精査
自民党の石破幹事長は5日の総務会で、小泉純一郎元首相が国内すべての原子力発電所を廃止する「原発ゼロ」を主張していることについて、高市政調会長に党の政策との整合性を精査するよう指示した。
総務会で、野田毅総務から「すべての自民党国会議員が合意を持って、違うところは違う、同調するところは同調すると反論できるようにするべきだ」との指摘が出たことに応じた。
石破氏は総務会後の記者会見で、「(小泉氏の)発言は、党の政策とは別個のものだ」と突き放した。
小泉氏の発言を巡っては、安倍首相が「今の段階でゼロと約束するのは無責任だ」と述べるなど、政府・与党から苦言が相次いでいる。ただ、小泉氏は今月も講演を行うほか、年内には著書の出版も予定するなど、「原発ゼロ」を今後も発信する構えだ。
(2013年11月5日19時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131105-OYT1T00946.htm?from=ylist
僕がこの記事で分かったことは、小泉を「無責任」と批判していたのが安倍だった、ということだ。小泉は自分を「無責任」という方が「無責任」だと反批判していたが、その対象が安倍だったと、この記事ではじめて知った。
小泉も安倍も、引くに引けなくなってきた。それはそれで面白いが、僕の関心はどのようにしたら、理性的に、経済的に、多くの人に祝福されて脱原発が進むかだ。そのことを徹底的に考えていく。
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