米国で新たに原発2基が廃炉――日本は一層の省エネルギーの時代
カリフォルニア州の原子力発電所の原子炉2基が廃炉になる。原因は三菱重工が納めた蒸気発生器の不具合で放射性物質を含む水が環境に漏れ出たためだ。修理は不可能ではないだろうが、放射能で汚染された機器の修理にかかるコストと、修理後の稼働で得られる利益を考えると、マイナスとなり、廃炉の決定となったようだ。
修理後の利益が大きくは見込めないのは、シェールガスの供給がある。シェールガスを燃料とする発電コストに従来の原発の発電コストでは太刀打ちできない、という状況が生まれている。日本では石炭もシェールガスも期待できない。今期待できるかもしれないのは海底のガスだが、まだ試掘段階で、その発掘コストもどの程度になるか予想もつかない。石炭だって日本列島の下にあることはあるが、その採掘はコストがかかり過ぎ、今の高い天然ガスでもまだ安いという状況だ。
まあすぐできることは、せっせと省エネルギーに励むことだ。
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