死の灰の除染(移染)の目途もつかないのに再稼働はありえない
日本一美しい村と、たしか「ニューズウィーク」で報道された飯舘村。福島第一原発に近い村だが、原発マネーは受け取っていなかった。しかし3・11の事故で村は放射能で汚染され、今人は住めない。
住めるようにするには、降り注いだ死の灰を除去しなければならない。除去の前にまず、死の灰を集めることが必要だ。それができていない。また集めることができたとして、膨大な死の灰をどこで保管するのか。その保管は、当然原発周辺の原発マネーをもらってきた自治体が引き受けるべきだろう。
それが原発マネーを受け取ってきた隣接の町村の、飯舘村に対するとりあえずの責任の取り方だろう。そういうルールをまず確立することもしないで、原発再稼働などはありえないと思っている。原発マネーを受け取るということは、原発事故の際は、自分の町村が死の灰の集積・廃棄場所となり、故郷がなくなるという覚悟が最低限の条件だろう。
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