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2013年5月26日 (日)

カネミ油症被害者のドキュメンタリーを見た

 昨夜、25日夜遅く、11時から90分にわたってNHKのEテレで放映された、カネミ油症の被害者の思いを丁寧に追ったドキュメンタリー番組を見た。被害者の心の動きが伝わる作りになっていた。また、カネミから10年後同様の被害者を出した台湾の例が報告されていた。  台湾では油症被害者の子供は全員、被害者として認定されているという。日本ではほんのわずかな人しか被害者と認められていない。この落差は、油症被害者となると日本社会で差別される恐れがあることも原因のようだ。  しかしそれは行政の怠慢であり、研究者の言い訳だ。番組で昨年亡くなった原田正純さんが、そうした差別を救済する方法・仕組みを作り、そうした社会を築いていくことの必要性を訴えていた。  台湾で二世を被害者と認定しているのは動物実験の結果によるらしい。日本ではそうした研究は行われていないのだろう。医学の材料としての被害者にしか目が行っていないのだ。  どうしたら広く被害を掘り起こし、被害者を支えていくことができるか、という原田さんのような被害者に寄り添う医師が少ない。多いのは行政の認定基準を盾に、被害者を認定被害者としたり、非認定にしたりという切り捨てる医師だ。切り捨てる医師は、認定と非認定によって被害者を分断し、認定によって認定被害者を社会から隔離することで、差別の基盤を作っていることを自覚すべきだ。

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