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2013年5月23日 (木)

結核ワクチンBCGはやめて、風疹ワクチンを国費で実施したら…

 昨日、22日、「読売」は結核関連で二つの記事を掲載した。以下がその見出しと記事だ。  何故結核の発生がニュースになるのだろう。今でも日本では、入院して、つまり隔離されての治療が一般的だが、国際的には通院治療が原則だ。日本だけ特異なのだ。つまり、結核は在宅の治療で「完治」する病気なのだ。この問題については以前、『結核と日本人』(岩波書店)で書いた。  何故ニュースになるのだろう。葛飾区の例だと、27歳の男性教諭が結核とあるが、彼は若いときに結核ワクチンBCGを受けていたはずだ。それからすると、ニュースのポイントはBCGは意味がない、ということにも読める。 教諭が結核、接触あった児童ら300人検査へ  東京都葛飾区は21日、区立小学校に勤務する男性教諭(27)が結核に感染していたと発表した。  男性教諭は5年生の担任で、同区は授業などで接触のあった児童や教諭ら約300人を対象に血液検査を実施する。区によると、男性教諭は今年3月中旬からせきが続き、医療機関を受診したところ、今月20日に結核と診断されたという。 (2013年5月22日10時59分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130522-OYT1T00379.htm 精神科病院で62人結核感染、東京・小平  東京都は21日、小平市の精神科病院「松見病院」(280床)で、2010年5月以降、入院患者56人と職員6人の計62人(40~70歳代)が結核に感染したと発表した。  入院患者10人が発症し、そのうち5人は現在も治療中という。発症者のうち2人が死亡したが、原因は誤嚥(ごえん)性肺炎で、結核とは無関係だとしている。  都によると、同病院で10年5月、60歳代の男性患者が結核を発症し、他の病院に移した。同じ病室の入院患者に胸部レントゲン検査をしたが、他に発症者はいなかった。  しかし、11年5月以降に入院患者9人が相次いで発症。多摩小平保健所で今年2月以降、発症した10人のうち8人が入院していた病棟の入院患者と職員計194人の血液検査を実施した結果、患者46人と職員6人が感染していたという。 (2013年5月22日 読売新聞) http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=78070  現在日本では先進国では例外的にBCGが国費で、義務的に実施されている。理由は小児の髄膜炎を防ぐため、とされている。昔は結核予防だったものが、あるときから髄膜炎予防に目的が、こっそりと、変更された。  今の日本の結核の蔓延状況を考え、また結核が治る病気である事実を踏まえると、BCGの接種の優先度は高くないだろう。他方風疹は、生まれた子供に障害が出た場合、それが生涯続くことを考えると、こちらのワクチンの接種順位のほうが高いのではないか、と思える。  ワクチン接種には、受けたときに極めて低い確率だが副反応が出る危険があるので、受けなくて済むなら受けないことにこしたことはない。しかし、それでも必要なワクチンがあることも事実だ。要・不要のウエイトを全てのワクチンについて明らかにして、国民のワクチン接種ために使える予算に応じて、接種するワクチンを決め直す必要があるだろう。

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