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2013年1月25日 (金)

無国籍地ーー奈良原一高

昔、60年代から70年代にかけていろいろな写真雑誌を見ていた。朝日も、毎日も、読売も写真雑誌を出していた。さらに「日本カメラ」とか「カメラ芸術」などもあった。産経も出していたかもしれない。そのころ好きだったのが奈良原であり、東松であり、細江だった。それぞれが選んだ被写体は違っても、彼らの写真には強烈なインパクトを感じ、ながめた、見たことを覚えている。 今回の長崎の宿の近くに、長崎県立美術館がある。そこで特別展として、奈良原の作品を集めた展示会をやっている。その展示会で彼の最初の作品となるものが「無国籍地」という大阪砲工兵廠と東京王子の東京砲兵工廠を被写体としたものであることを知った。 かつて僕は、医者としての第一歩を、東京砲兵工廠付きの軍医として踏み出した、小泉親彦軍医中将について、その工廠時代を彼の原点として『細菌戦部隊と自決した二人の医学者』(1982年、朝野富三との共著)としてまとめたことがある。そんなことを思い出した。奈良原のそんな歴史を知らずに、60年代から70年代にかけて、彼の欧米で撮影した作品に刺激を受けていた。

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