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2011年10月27日 (木)

日本政府による放射能汚染の過小評価

日本政府による放射性物質の環境への放出量の過小評価が改めて、明らかとなった。以下の見出しと記事は「読売」の報道だ。

放射性物質放出量、政府推計の2倍か
 東京電力福島第一原発事故の初期に放出された放射性物質セシウム137は約3万5000テラ・ベクレルに上り、日本政府の推計の2倍を超える可能性があるとの試算を、北欧の研究者らがまとめた。
 英科学誌「ネイチャー」が25日の電子版で伝えた。世界の核実験監視網で観測した放射性物質のデータなどから放出量を逆算。太平洋上空に流れた量を多く見積もっている。

(2011年10月27日03時11分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111027-OYT1T00072.htm

これでまた日本は国際的に情報隠し、事故の過小評価、と批判されるだろう。

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2011年10月25日 (火)

平和資料館・草の家(高知)

先週、10月20日から23日まで3泊4日で高知に行った。

かねて行ってみたいと思っていた、平和資料館・草の家に行くことができた。ここは市民が手作りで展示をし運営を行っている、草の根の平和資料館だ。訪ねたとき、いくつかの資料は県立文学館に貸し出し中だと言っていた。

ここは民間の独立した施設だが、県などと対立することなく、よい距離感をもって維持していると感じた。似た施設として長崎に岡まさはる記念長崎平和資料館がある。ふたつの資料館に共通しているのは加害の責任を踏まえた展示をし、資料を収集していることだ。 

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2011年10月18日 (火)

小宮山厚労相にはがっかりさせられた

日本の厚生労働省は来年度末を目安に、ポリオ(小児マヒ)のソークワクチンの導入を計画している。それを見越して現在の生ワクチンの危険を避けるため自分の子供に生ワクチン接種を控えさせている親が増えている。その割合は2割ほどだ。

ワクチンを受けない子供の増加という状況を改善するために、神奈川県の黒岩知事は、県として外国の安全なソークワクチンを輸入して、希望する家族には、5千円程度の費用で接種することを決めた。対象者数は、生ワクチンを受けていない2割程度、1万7千人だ。

これに対して小宮山厚労相は「健康被害が生じた際に救済制度がないなど、行政上望ましいことだと思わない」と脅しをかけて来た。さらに「(生ワクチンに対する)国民の不安をあおって、結果として全国的に生ワクチンの接種を控える人が増え、免疫を持たない人が増加する恐れがある」と主張したという(発言はいずれも「朝日」 2011年10月18日11時25分
http://www.asahi.com/health/news/TKY201110180133.html)。

既に2割の子供たちがワクチン接種を受けていないのだ。この状況こそ「免疫を持たない人が増加」ということで、この問題解決を厚労省は迫られている。それを棚に上げて、補償制度の埒外などという脅しをかけるとはなにごとだ。

これが1938年の創設以来の厚生省の基本スタンス、国民のための厚生行政ではなく、厚生省という役所とその利益共同体のためのそれ、が馬脚を現した、ということだ。そして小宮山大臣は自分の頭で考えることをやめ、官僚の言うままに動くことにしたようだ。

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2011年10月17日 (月)

生物戦作戦研究で医学博士号

国会図書館の所蔵文書の検索をやっていたら、「雨下撒布ノ基礎的考察」という論文に、東京大学医学部が1949年1月10日付で、医学博士号を授与していることが分かった。雨下というのは、雨が降るような感じで、空から病原体をばらまく比較的大規模な生物戦の基本方式の一つだ。そんな論文に東京大学は博士号を出していた。この博士論文の国会図書館の蔵書番号はUT51-医29-197となっている。ただし国会図書館の博士論文はすべて関西館に保管されており、議事堂近くの東京館に行ってもすぐには見ることはできない。しかし、取り寄せて、東京館で閲覧することはできる。

1950年には朝鮮戦争がはじまり、翌年には国連軍による生物兵器使用の告発があり、その翌年、日本学術会議で生物兵器使用の禁止を求める提案が出たが、葬られた。博士号の授与と決議の否決に、医学村の無神経、社会的目の鈍さを痛感する。

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2011年10月14日 (金)

核分裂は民生技術として成立するのか?

昨日、13日、久しぶりに大勢の人、100人強、の前で話をした。その中身が、核分裂という大きなエネルギーを放出する現象を、民生技術として利用可能なのか、だった。これまで原子力発電所は、それが可能ということでやってきたが、福島の事故はその検討を迫っている。

民生技術としての問題のほかもうひとつ、原子力発電の問題点は、使った燃料かす、使用済み核燃料処理の問題がある。この目途が全く立っていない。それにもかかわらず、燃料かすは増え続け、未来を先喰いしている。

日本は、燃料かすを減らし、燃料を生産する方法と核燃料サイクルを位置付け、その推進を行ってきたが、まだ実施には至っていない。しかし他国に依頼して進めた核燃料サイクル事業の結果、原爆原料のプルトニウムを貯め込み、周辺国から疑惑の目で見られている。

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2011年10月12日 (水)

史上最悪のワクチン事件の報告会――12月3日

世界の医療史上最悪のワクチン事故が敗戦直後の1948年に日本の京都と島根で起きた。84人の幼児が死亡した。その報告会が以下の通り、12月3日、品川の施設で開催される。

是非、どんな事件だったのか、知っていただきたい。これは戦後医療事件・事故の原点であり、今日まで続く医療の貧困、無責任な医療行政の原点となる被害だった。この事件から戦後医療史を考えることが今必要だ。

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2011年10月11日 (火)

安藤百福と井深大

タイトルは言いかえれば、インスタントラーメン/カップヌードルとウオークマン、となる。アップルのスティーブ・ジョブスが死んで、現在の日本には彼に匹敵する人物はいないな、と思い、さびいしいなと思っていて名前が浮かんだのが安藤と井深だ。

この二人に思い至ったのは、二人の発明が、世界中の人々の生活スタイルの一部を変えた、ということだ。松下幸之助も大きな貢献をした事業家だが、もう少し遅く、安東と同時代に出てくれば、世界の幸之助となれたのではないかと思う。

今の日本の経営者を見ていると、老害ばかりが目立ち、何かを期待したくなる人物がいない。今若い経営者も、何十年か先にはあんな老人となるのかな、そして日本はもっと衰退するのかな、と思う。

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2011年10月 6日 (木)

ジョブスと小沢被告

今日、6日は「小沢被告の裁判」だと思っていたが、アップルのジョブス死亡のインパクトは圧倒的だ。ジョブスの存在と比べれば、利権政治屋の裁判などどうでもよい感じとなる。

小沢は法に触れさえしなければ何をしてもよいと思っているようだ。それが田中角栄から学んだことなのだろう。それ以前に選良としての、思慮が必要だが、そんなものはからきしないようだ。

先日、自民党の石波が前回の選挙で小沢から金を受け取った民主党の議員の名前を公表すると言っていたが、早くやってもらいたい。それによって、その議員の姿勢を有権者は問うことになるだろう。今テレビで、世界中の人々がジョブスを偲んでいる映像を流している。

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2011年10月 3日 (月)

長崎城山小学校の被爆校舎

先月末、9月29日から長崎に行っていた。長崎市に着いた日の午後、雨模様だったが、一番の目的地、城山小学校に行った。被曝した校舎を見るためだ。

見せるために手を入れているために、表面の多くは補修されているが、被爆当時に焦げた木部をガラス越しに見ることができた。被爆当時の状況を見ることができるように一部をガラスで覆っていた。福岡から来た小学生が見学していた。

原爆資料館の見学も大切だが、小学生にとっては城山小学校のように、小学校の被爆校舎を使った展示は、親近感もわき、理解が深まるのではないだろうか、と感じた。これは大きな立派な施設を一つ作るより、こじんまりと、小回りのきく施設を複数作る意味、そのメリットを身をもって示している。中心となる原爆展示施設があり、それを核としてサテライト施設が市内各地に、さらには日本各地にもうけられるとよいな、と思った。

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