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2009年8月11日 (火)

地震予知はできないが、地震は迫っている

今朝、11日朝は地震で目が覚めた。一昨日、9日の夜もマグニチュード6.9の地震があった。今日の地震は、マグニチュード6.5だった。

一昨日のほうが規模は大きいのに震度が低かったのは、震源が遠く、また海底深かった、約340km、ためだ。今朝のは陸地に近く、また深さも約23kmと浅かったので、陸地でのゆれは大きくなった。

今後の展開を考えると、どちらの地震も不気味だ。最近『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。』(島村英紀、講談社文庫)を読んだ。筆者の島村は元国立極地研究所の所長で地震学者だ。

その本の204ページに次の記述がある。2006年「6月12日、大分県で稍深発地震。M6.2。震源の深さは140キロ余…フィリピン海プレートの地震だろう。地震学的には、将来起こるべき東海地震や、南海地震が起きるための留め金が、これでひとつ外れたことになる」。

今朝と一昨日の地震は、「留め金」の観点からするとどうなのだろう。僕の理解では、一昨日の地震のほうが将来の巨大地震にとっては重要な気がするが、地震予知連や気象庁は注意を払う必要がない、という立場のようだ。

島村は彼の本を読むと、海底地震計の世界的権威らしい。そして地震学者としては「地震予知」はいかさまだと長年指摘してきた。それゆえ彼は、「国策捜査」で逮捕起訴され、有罪となったと考える人もいる。

なお海底地震計について、「日経」(共同通信配信)に次の記事が出ていた。

気象庁、海底地震計を速報に活用
 気象庁は24日、東海・東南海地震の想定震源域の海底や、鹿児島県・奄美大島と伊豆諸島・八丈島に新設した地震計のデータを、8月3日から緊急地震速報に活用すると発表した。揺れの直前に予想震度を発表する速報の迅速化が期待できる。
 地震速報でマグニチュード(M)を推定する計算式が地震エネルギーを過小評価し、速報が遅れる傾向を専門家から指摘されたため、改良した計算式も導入する。
 海底地震計は、東海・東南海地震に備えデータ蓄積などのため昨年10月から運用。静岡県・御前崎から三重県・志摩半島沖までの長さ約210キロのケーブルに地震計5基を設置している。
 2004年9月の紀伊半島沖を震源とするM7.1の地震のデータで検証したところ、海底地震計があれば震度5弱だった和歌山県新宮市では速報から揺れ到達までの猶予時間を5.4秒から14.0秒に、同様に5弱だった奈良県下北山村では11.8秒から20.3秒にできるとの結果が出た。
〔共同〕(24日  23:49)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090725STXKF043624072009.html

一昨日と今朝の地震について島村の見解を知りたい。どこかの報道機関が取材してくれないだろうか。

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