« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009年4月30日 (木)

夕方の散歩

4月24日に米国、ワシントンDCから帰国後まだ朝の散歩に行っていない。時差が残っており、起きるのがだいぶ遅く、散歩に行く気になれない。それでも昨日、29日から夕方の散歩をしている。

以前は、一日文字を読んだり、原稿を書いたりして、夕方になると気分転換をかねて1時間ほど散歩をしていた。最近は朝散歩をして、夕方はよほど天気がよく、夕焼けがきれいそうだ、というときしか散歩に出ていない。

今日は、運動不足の解消のために散歩に出たのだが、夕焼けに富士山がきれいなシルエットを見せていた。カメラを持っていると、写すことに気が行ってしまい、景色を楽しめない。それでいつも置いていくのだが、今日などは持っていればな…、というほどの景色だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月29日 (水)

連休がスタート

今日、4月29日は「みどりの日」、昔の「天皇誕生日」、でお休み、と思っていたら、「みどりの日」は5月4日に移動し、07年から29日は「昭和の日」となったようだ。ところがわが大学は、今日は休みではなく、講義を行っている。その代わりに、4月30日、5月1日&2日は休みとなる。

その結果、わが大学は30日から5月6日まで、まるまる1週間の連休となる。人によっては4月25日の土曜日から、5月10日の日曜日まで、16日間の連休もあるだろう。それと比べれば、少ないが、きちんと1週間休めるのはありがたい。

通常の「客商売」では休日と平日をやり繰りして、連休を作り出すということは大変だと思うが、大学という「客商売」では講義日数さえ確保すればできるのだ。このやり繰りについては、飛び飛びに休むより、講義効果が上がるという説明が可能だ。本当はどうだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月28日 (火)

核廃絶へ向けて

先日、4月14日に書いた「核兵器は廃絶できる」の準備が進みつつある。

そろそろプログラムも固まり、案内が完成する。広島の記憶、長崎の記憶、を詩や絵で呼び覚まし、より多くの人で共有できたらと考えている。

前にも書いたが、僕にとっての最初の一歩だ。歩み出さなければ、その先に進むことはできない。単純な話だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月27日 (月)

見出しの付け方

政治家の世襲について「産経」のアンケート調査結果の記事の見出しを考える。以下がその見出しと記事の一部だ。

【FNN合同世論調査】「世襲制限は不要」41%
2009.4.27 19:19
(途中省略)
 国会議員の子供などが同じ選挙区から出馬する「世襲」の制限は「必要」が51・9%だったが、「必要ない」も41・5%あった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090427/stt0904271920011-n1.htm

僕は「世襲」を法律で禁じる必要はなく、それぞれの政党が独自の方針に基づいて、公認や推薦をすればよいと思っている。世襲故、政党の公認や推薦が得られない人については、無所属で立候補する道は残すべきだ。その場合、その人の入党を認めるかどうかで、各政党の「世襲」に対する姿勢が分かる。それが政治的な風通しをよ くする道だろう。風通しがよくなれば、自民党の支部長を務め、違法献金を受け取りながら、選挙で無所属を標榜するようなインチキな人間、政治的詐欺師、は淘汰されるだろう、と 期待している。

上の見出しの付け方だが、制限に賛成する人が過半数で、世の人々は「世襲制限」を望んでいるようだが、「産経」は不要とする人が「多い」と印象付けたいのだろうか。真意は何だろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月26日 (日)

世襲政治家の定義

世襲について、どのような場合を指すのか気になっていた。「読売」に同社としての定義が出ていた。以下の通りだ。

 読売新聞は原則として、〈1〉兄弟姉妹、父母、祖父母など候補者本人の3親等以内の血族と配偶者に国会議員がいる〈2〉配偶者の兄弟姉妹、父母、祖父母など2親等以内の姻族に国会議員がいる――のいずれかで、かつ選挙地盤または政治家としての「看板」を引き継いでいる場合を世襲と定義している。
(2009年4月26日14時16分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00425.htm?from=main3

分かり易い。これは「『世襲』衆院選の争点に急浮上」(14時:16分)という見出しの中の記述だ。

政党を、しかも比例代表で選ばれた場合も、移る議員がいるので思うのだが、上記の基準を満たしていれば、対立政党から出ても世襲なのだろうか?疑問は残る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月25日 (土)

命がけで「自分の番組」を作った…

昨日、24日、上空から流氷を見た後、機内でよく眠れたこともあり、成田から渋谷のNHKに行った。

それは「命がけで『自分の番組』を作った片島紀男を通してPDの仕事を考える会」に参加するためだ。僕は片さんが好きだった。他の人があのような怪物とどのように接し、交流し、どのように見ていたのか、知りたかった。

無理して行ってよかった。彼の電話はいつも長くなる。それは彼には彼の考えが強烈にあり、僕には僕の「一応」の考えがある。考えが対立すると、彼は僕を説得にかかる、そのためにいつも電話は長くなった。

自分で納得するまで、突き詰めてから番組を作る、ということなのだろう。他の出席者も表現はどうあれ、同じようなことを述懐していた。

彼の番組で、ロケにいったことがあるが、いつまでも話をし、歩き回り、議論し、暗くなってから照明をつけて、撮影をした。あの時も、じっくり考え、また僕の本音を引き出すための会話であり、僕が事の真相・実相をつかむまで待ったのだと思う。

もし僕の米国からの帰国が今日だったら、成田で遠隔体温計で体温を調べられ、風邪っぽくないですか、などと聞かれたかもしれない。豚インフルエンザ、どうなるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月24日 (金)

流氷が見えた

今日、24日午後、成田に戻った。途中、サハリン沖で流氷が見えた。

大きな塊ではなく、いくつもの細長いもの、小石のようにばらばらに見えるもの、きれいだった。まだ流氷が、と思っていたら、北海道の山にはまだまだ雪があった。

富士山もまだ頂上には雪がある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月23日 (木)

みんなで渡れば…世襲禁止?

国会議員の世襲禁止をどうするか、などはどうでもいい問題だと思う。

それを法律で縛るかどうかを議論している。ナンセンスだ。各党がどうするかを判断すべきで、法律で一律にはできないだろう。

父が自民党で、その子が民主党で、孫が共産党、それぞれの議員というのは論理的にはありうるのだ。これも「世襲」なのだろうか。どこも見識がないから個としての判断ができず、法律で縛り、みんなんで、仲良く、禁止あるいは奨励する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月22日 (水)

白バイとパトカーの車列

今日、火曜日の夕方、夕食後散歩をして、途中信号待ちをしていたら、遠くからサイレンが聞こえてきた。もうすぐ信号が変わり、道を渡れる、というところで僕たちが渡ろうとしている横断歩道めがけて白バイが突進してきた。

サイレンの音から、数が多そうだったので、みな歩道で待機。すると何台もの白バイの後に、警察車両ではない車を何台かはさんで、パトロールカーが何台か通り過ぎて行った。

なかなか壮観な眺めだった。一緒に立ち止まっていた家族連れが「オバマかな、副大統領かな」と話していた。多分どっちかだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月21日 (火)

トホホの休暇

月曜日、朝から議会図書館に行き、午後議会図書館の知人のアレンジで、メリーランド大学のプランゲ文庫に行った。開催中のプランゲ文庫資料展示会を見学するためだ。

隣接する国立公文書館(アーカイブ2)には時々行くが、プランゲ文庫は初めてだった。150万点以上の日本語資料群だ。時代は敗戦直後から1949年の間に日本で刊行された印刷物、新聞・本・雑誌・ポスター・ビラなどだ。

これらの印刷物はGHQによる検閲を受けるために集められ、占領終了で不要となった時に、メリーランド大学の教授だったプランゲがGHQや大学に掛け合って、メリーランド大学に送られ、その後整備され、閲覧できるようになったものだ。

戦後史の研究には欠かせない資料群だ。廃棄されようとしていた資料群を生き返らせたプランゲの歴史家としての「眼」の確かさを見習う必要がある。実際にはいろいろな文献を読み、理解し、資料に裏打ちされた見通しを持つことがそうした「眼」を育てる道だろう。文庫の雑誌や新聞はマイクロフィルム化され、日本の国会図書館やいくつかの大学図書館で読むことはできる。しかし、フィルムと現物とでは色や、シミや、書き込みなど、現物の情報量は圧倒的で、研究の詰めの際はどうしても現物にあたりたくなる。

展示を見た後、文庫の担当者と話をしたが、話の最後に休暇を取らなければならない、と言っていた。それは無給の休暇で、メリーランド州の州予算が少なくなったためで、人件費の支払いをおさえるためだという。それでトホホなのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月20日 (月)

桜の花吹雪

今日、日曜日の朝、外出したら、八重桜の花吹雪だった。

ポトマック沿いの桜は有名だが、今回初めて桜の花の咲く時期に来てみて、Dupont Circle周辺に桜の木があることを知った。桜は地味な木で、花が咲いて初めてその存在が分かるような、奥ゆかしい木だ。

日本人はそんなところが好きなのだろうか。今の日本では出会うことのない言葉であり、感情であり、振舞いだと思う。ということは奥ゆかしさゆえに好きなのではなく、桜吹雪の散際が好まれているのかもしれない。

それより、花の美しさ。冬が終わり、春となり、いかにもほのかに暖かい色の花、それが桜だろう。それで長く日本で愛でられてきたのだと思う。

先日ラジオを聞いていたら、ロンドン在住の人が、ロンドンの桜も満開だと言っていた。桜の時期に、世界中を回ってみたいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月19日 (日)

新装なった科学博物館

昨日、金曜日ほどではないが、今日も良い天気だった。街には行楽の人があふれていた。圧倒的多数は半そで姿で、中には上半身裸で日光浴をしているおじさんもいた。

2年ぶりくらいだろう、スミソニアンの科学博物館、正式には米国史の博物館、に行ってきた。昨年来た時には改装工事中だった。1階の入口から入ったが、中が明るい感じになっていた。2階に上がる大きな階段が中央部に新設され、吹き抜けとなり、それで自然の光が入るようになった。最近の科学博物館ではもう不可欠なのだろう、実験室、特に主に子供を対象としたもの、が設けられていた。今日は週末なので閉まっていたが、研究のために科学博物館が所蔵する資料を調べることができる部屋も準備されていた。

食堂は前と同じ地下だが、半地下で外の緑を見ながら食事ができるという立地は変わっていなかった。食事の内容は、以前より種類も増え、味も良くなったような気がする。土曜日で家族連れが多く、みな楽しそうに食事をとっていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月18日 (土)

抜けるような青空

着陸2時間前のアナウンスでは、ワシントンDCの天候は晴れで、気温14度だった。11時ころ着いたが、気温は20度くらいにはなっていただろう。午後になるとさらに上がり、半そで姿の若者が目立った。

空は本当に抜けるような青空で、あちこちに飛行機雲が見えた。晴れている分だけ夕焼けも、いわば透明度の高い夕焼けで、きれいだった。

金曜日の夕方のせいか、不景気というのがウソのように、カフェやバーには、ハッピーアワーのワインやビールを楽しみ、会話を楽しむ人であふれている。僕もホテルのロビーでふるまわれるワインを一杯飲んで楽しい気持ちになった。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年4月17日 (金)

人差指の爪

先日、無理に靴の紐を引っ張って、右手の人差指の爪の先を割ってしまった。引っかかると極めて痛いので、ゴムの紙を勘定するときのサックを着けている。お金を勘定するとき、親指との相性が悪く、とてもやりにくい。

しかも、長時間やっていると、例えば睡眠時、蒸れて嫌な感じとなる。今更ながら人差指の重要性を感じた。

あと1週間ほどは、不自由をするだろう。まあぼちぼち行きましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月16日 (木)

ダイレクトメールはゴミだ――引き取り制度を作ろう

ダイレクトメールはゴミだ。昨今、障がいのある方々向けの郵便サービスを悪用して、郵便代を何百万円という単位で「浮かす」手法が摘発されている。品性下劣そのものだ。

そうした品性の問題と同時に、不正な、その結果安くなった郵便料金で、より重い、より大量のゴミが送りつけられたわけだ。ゴミでしかないダイレクトメールを送り返す仕組みは作れないものだろうか。来るたびに送り返したり、電話などで文句を言うのもエネルギーを使う。

省エネ、いんちき郵便料金で、ゴミを送りつけてくるのに対抗して、簡単にゴミを送り返す仕組みを作る時期に来ていると思う。ゴミ処理の費用は自治体の負担、つまり僕たちの税金でまかなっている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月15日 (水)

消費者庁監視機関は国会に

どうやら消費者庁の設置が進むらしい。以下は「日経」の見出しと記事の一部だ。

消費者庁法案、成立へ 与野党が修正合意、監視機関設置で妥協
 消費者行政を集約する消費者庁設置関連法案を巡る与野党の修正協議が14日、決着し、同法案が今国会中に成立する見通しとなった。有識者委員会を監視機関となる「消費者委員会」に格上げすることが柱。民主党側が自らの当初案からは大幅に譲歩。そのうえで与野党が「委員会」の権限などを巡って協議を重ね、ようやく合意が成立した。(07:02)
(以下省略)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090415AT3S1402S14042009.html

「消費者委員会」の事務局はどこが務めるのだろう。消費者庁の官僚に任せることだけはやめてもらいたいと願っている。行政機構の一部とするのではなく、国会の一部として、行政を監視する仕組みにしてもらいたいと思っているが、手遅れかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月14日 (火)

核兵器は廃絶できる

今日、14日午後から久しぶりに雨。ほっとする。

6月20日、「絵と詩の訴え、核兵器は廃絶できる」という集まりを開催する。絵や詩を通じて原爆被害の実相を知り、核兵器廃絶の思いを新たにするとともに、原爆被害の継承をどう進めるか、核廃絶をどう迫っていくかを考える集まりにするつもりだ。

会場は、サンパール荒川という、三河島駅に近い、千人も入るところだ。来年、2010年にはNPT再検討会議が開催される。それも意識して、僕としては核廃絶の願いを行動に移し、核のない社会の実現への一歩とするつもりだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月13日 (月)

軍隊で海賊退治はできるのか

最近、米国の貨物船がアフリカの海賊に襲われた。とりあえず一件落着したらしい。以下は「朝日」の記事だ。

ソマリア沖で人質の米船長、無事解放

2009年4月13日4時19分
 【ワシントン=望月洋嗣】アフリカ東部ソマリア沖で米船籍の貨物船マースク・アラバマ(乗員20人)が海賊に乗っ取られた事件で、人質に取られていた米国人のリチャード・フィリップス船長が12日、無事に解放された。米メディアの報道によると、船長は海賊グループと一緒に乗っていた救命ボートから海に飛び込み、米軍に救出されたという。
 米メディアの報道によると、フィリップス船長は8日に海賊に襲撃された際、自分が人質になると申し出、すべての船員を貨物船に残して海賊たちと救命ボートに移った。米海軍が駆逐艦を急派して行方を追っていたが、船長は12日朝、すきを見て脱出を図ったという。米海軍は海賊3人を射殺したが、船長にはけがはないという。
 ソマリア沖での海賊事件で米国人が標的になったのは初めて。オバマ大統領は12日、「解放はとても喜ばしい。自分を差し置いて船員を心配した船長を、国民とともにたたえたい」との声明を出した。

http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY200904130002.html

世界一の軍事力を持っている米国の民間の船でも海賊に襲われる。とりあえず、船員の命を守るためには力で対抗するしかないのだろうが、このケースは力だけでは対抗しきれない、軍事力には限界があることを教えているだろう。

僕はこうした場合、被害を受ける側、船員をどう守るかということで考える。その立場からは、日本の船員組合が自衛艦の派遣を歓迎したことについては理解できる。しかし自衛艦の派遣は、アフリカ沖が平穏な海に戻るまでの当座の時間稼ぎだということを忘れてはいけない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月12日 (日)

何を言いたいのだろう――核廃絶

今日、12日は、10日の金曜日に書いたことの続きだ。「産経」を読んでいて、何を言いたいのかよく分からない記事を見つけた。以下がその見出しだ。

米大統領、原爆投下の「道義的責任」発言の影響は?

2009.4.11 19:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090411/plc0904111924008-n1.htm

この記事はプラハでのオバマ発言を次のように伝えている。

 旧東側陣営のチェコの首都で、オバマ大統領は「核兵器を使用した唯一の核保有国として、米国には行動する道義的責任がある。米単独の取り組みでは成功もおぼつかないが、指導的な役割を果たすことや行動を始めることはできる」と発言。「核兵器のない世界の平和と安全保障」を米国がめざす方針を示した。

記事の狙いはオバマ発言に対する米国での「ネガティブ」な反応を伝えることが、しいてい考えると、目的かもしれない。そう考えられる部分を以下に引用する。

 7日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル紙は、「核の幻想主義者」と題した社説で、「オバマ氏の道義的権威ではテヘラン、平壌を抑えきれない」と批判。同紙は例外的に核使用をめぐる「道義的責任」も論じているが、大統領発言を「覆うべくもない広島への謝罪」だとして、核使用を決断したトルーマン大統領(当時)の「功績への侮辱」だと非難した。
 原爆投下の「功績」とは、日本をポツダム宣言の早期受諾に追い込んだことで、(1)本土決戦で多数予想された米軍の死傷者(2)戦争の長期化にともなう日本人の新たな犠牲-を回避したとの認識だ。同紙をはじめ、米側の識者も多くがこの見方を共有している。

原爆投下が戦争終結を早めたというのは、原爆投下後に考え出された言い訳であり、ルーズベルト大統領の下で影が薄く、人徳のなかったトルーマン政権が作り出した神話だ。それについては以前、6月30日に「神話に惑わされる防衛相」として書いた。

対象の防衛相は久間で、かれは長崎県選出の衆議院議員だが、8月の神話を自分の口で繰り返し、発言の3日後に辞任した。

で「産経」の記事の狙いだが、核廃絶などは無理ですよ、と日本国民に教えようとしているのだろうか。

これまでの、生物兵器や化学兵器の禁止条約成立の流れを見てくると、核の全面的禁止が世界の安全保障にとって、一番安上がりで、確実な方法だと思っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月11日 (土)

法科大学院入試問題

以下はネットに公開されているある法科大学院の、今年の2ないし3月の入学試験問題だ。このような問題を受験生に課し、ネットで公開できる大学院の質はどの程度だろう。

春季試験
 昔は在来線の車内でも自由にタバコをふかしていたものだ。こう言っても、おそらく若者達は信じてはくれないだろう。それくらい、近年、日本における喫煙者への風当たりが強まっている。タバコを吸える場所の総面積は、感覚的には、熱帯雨林並みのスピードで減少しているように見える。
 近時のこのような動向について、喫煙者としては言いたいこともあると思われる。もちろん、非喫煙者にも意見があるだろう。そこで、双方の言い分として考え得ることを示し、社会は個人の喫煙行動に対してどこまで干渉すべきかについて、あなた自身の考えを述べてください。
(ただし論述の字数は、800字以上1300字以内とする。)

「昔」というのはいつの話だろう。今から38年前、1971年にはじめてロンドンに行き、地下鉄に乗ったとき、車内でタバコを吸う人を見て驚いた記憶がある。当時、僕が利用していた東横線や山手線は全面的に車内禁煙だったと思う。

なぜ「若者達」と書くのだろう。この大学院は若者にしか門戸を開放していないのだろうか。

今現在、「熱帯雨林」の面積の推移はどうなっているのだろうか。

多分ここまでは、試験問題の文の前提なのだろうけれど、具体性を欠いており、受験生に定量的な厳密な議論を求めているようには思えない。この法科大学院のレベルをこの問題から推し量ると、高くはないだろう。

法科大学院への風当たりが強くなっている。ちなみに以下は「朝日」の見出しだ。

法科大学院「倍率2倍割ったら定員減を」 中教審提言へ
2009年4月11日9時24分 http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY200904110037.html

入学試験問題は、その学校の顔だと思う。上記のような問題を出していて、今後予想される荒波を乗り越えることができるのだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年4月10日 (金)

原爆被害を知らせることはオバマ大統領を応援することだ

先週だっただろう、オバマ米国大統領はチェコで核軍縮を進めるための道筋を明らかにした。その中で、広島・長崎への原爆投下(使用)を批判していると取れる部分があった。米国のネオコンはそうであれば許さない、と準備しているようだ。

いつも対米追随で、北のロケット発射も米国頼みの日本政府としては、オバマの核軍縮政策を支持するのか、広島・長崎への原爆投下を正当化するネオコンに与するのか、態度決定を間もなく迫られることになるだろう。07年に、久間大臣がネオコンと同じような発言をした。

自民党政府としては、いくら体質的にネオコンに親近感があろうとも、政権の頭越しに「お友だち」と反大統領の行動をとることは困難だろう。むしろ、ここは大統領を助ける行動に出るべきだろう。核軍縮は、21世紀の時代の流れだ、オバマはそれを察知したのだ。

日本政府にはこうした歴史を読み、それに基づいた行動してもらいたい。それは核の廃絶だし、戦争のない世界の実現だ。

これまでに生物兵器・化学兵器(BCW)の拡散を、超大国が制御できなくなったときに、全面的な禁止条約ができた。核もこのまま行くと、次第に広がり、BCW同様に制御不可能となるだろう。その前に全面的禁止への一歩をオバマは踏み出そうとしている。

それは、BCW軍縮の教訓であり、成果かもしれない。日本政府がやるべきことは、北朝鮮の核の脅威に警鐘を鳴らすだけでなく、何故核が脅威なのかを、広島・長崎の経験、さらには第5福竜丸の経験を踏まえて、世界に発信することだと考えている。

経済の回復も大事だが、今のオバマにとって、そうした日本からの原爆被害の発信は、彼の外交政策実現にとって大きな助けとなるはずだ。米国のかっこいい大統領とは、軍最高司令官ではなく、軍縮を進める政治家だ、となる日は意外と早いかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 9日 (木)

新入生と携帯機器――出会いや会話なし?

今年、09年の新学期は例年と比べて静かな感じがする。この時期、昨年まではもっと活気があるというか、ワーんとした人の声の集合体を感じていたが、それがない。

今年は、新入生を持たないので彼らが実際には、静かなのか、おとなしいのか、活気があるのか…、といったことは分からない。廊下を見ていると、携帯プレーヤーのイヤホンを耳にして、携帯電話でメールをして歩いている学生が目につく。

これが静かな原因かもしれない。だけど僕としては、大学に来るというのはいろいろな人との出会いが重要な要素だと思っているので、耳に栓して、目は携帯電話の画面でいいのかな、と思う。いろいろな人と出会い、会話を行うことが僕の大学時代の楽しみのひとつだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 8日 (水)

北に発射基地を提供しよう

北朝鮮や中国は、先日の北のロケットを人工衛星で、科学目的だと言い張っている。

僕にとって、気分が悪いのは、超高空とは言え、日本の上空を勝手に飛んでいくことだ。それを解消し、また北が軍事目的ではなく、科学目的のロケット・人工衛星の開発を続ける方策を考えた。それは日本が北に、打ち上げ基地を提供することだ。

日本の太平洋に面した場所に、ロケット打ち上げ基地の建設を北に認めるのはどうだろう。それだと民生用のロケットの実験かどうかの確認は容易となる。もっとも現在までのところ北のロケット燃料は毒性の強いヒドラジン系なので、そこが一番のネックになるかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 7日 (火)

自衛隊の戦闘機選定のいいかげんさ

自衛隊の武器選定のいいかげんさを示唆する決断を、米国の国防長官はしたようだ。以下は「日経」、「朝日」それに「産経」の見出しだ。

F22戦闘機の発注停止、米国防長官表明 日本のFX選定に影響

(10:45) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090407AT2M0700T07042009.html

米国防長官、ステルス戦闘機F22の発注中止を発表

2009年4月7日10時57分 http://www.asahi.com/international/update/0407/TKY200904070087.html

F22戦闘機生産中止提言へ 米国防長官 日本のFX選定に影響
2009.4.7 08:41 http://sankei.jp.msn.com/world/america/090407/amr0904070843003-n1.htm

国防長官の決断の理由のひとつは、費用がかかりすぎることだが、それ以外について「日経」は「F22はレーダーに捕捉されにくい高いステルス性と超音速の飛行能力を備え、性能面で優れた特徴を持つ。一方で『冷戦時代の発想で設計され、イラクやアフガニスタンでは使用できない』(ゲーツ長官)との問題点があった」と伝えている。

その点について「朝日」は「ゲーツ氏は今回の案を『改革予算』と位置づけた。『イラクやアフガニスタンでの教訓を生かすと同時に、現在と将来におけるさまざまな潜在的脅威に対処するものだ』とも述べ、従来の大規模戦闘を念頭に置いた予算作りからの転換を打ち出した」と書いている。

どうやらF22は冷戦時代の、大規模戦闘向きの戦闘機らしい。また「自衛」のための戦闘でステルスであることにそれほどの意味があるとは思えない。

「産経」は国防長官の決断理由について、「日経」や「朝日」が触れている上記の発言を伝えていない。なぜだろう。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2009年4月 6日 (月)

北の失敗――不幸中の幸い

昨日、5日の日曜日、北は予告通り、ロケットを打ち上げた。

2段式か3段式かは分からない。第1段目は、予定より多分早く、切り離され、本体は飛行を続けたが、その後運搬ロケットも弾頭も一緒に太平洋に落下した。その意味で失敗だった。そのため、ロケットが多段式であることは分かるが、2段式か3段式かは不明なのだ。

日本としては、ロケットの1段目の切り離しが済み、太平洋上で多分失速し、着水したことは幸いだった。1段目の切り離しがうまくいかずに失速すれば、日本のどこかに落下する可能性が高かった。

その場合は迎撃ミサイルがあるのだが、当って無害化できると考えている人はどれだけいただろう。

失速の確認にはどの程度の時間がかかるのだろう。失速と判断した場合、落下の軌道の計算をし、それから迎撃ミサイルの照準を合わせて発射となるが、時間的に間に合うのだろうか。たとえ間に合っても、当るかどうかはおぼつかず、その意味で不幸中の幸いだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 5日 (日)

桜が満開

近所の駅の周りの桜が咲き誇っている。1週間ほど前にはほとんど咲いていなかったが、今日、5日、駅に行ったらきれいに咲いていた。ここ何日か暖かい日が続き、それで開花し、満開になったのだろう。

報道は北朝鮮のミサイル・ロケット・飛翔体の話題(問題ではなく)で持ちきりだ。僕は一番重要なポイントは、昨日の日本政府(自衛隊)の誤報だと思っている。なぜ重要なのか。危機管理の観点から重要だと思っている。その観点からすると、日本の体制は中途半端なのだ。

民主党の小沢さんの考え方と近いと思われるかもしれないが、思考実験として書いている。日本一国では何もできず、米軍の支援があってはじめて、北の飛翔体の追跡が可能となる。そして鉄砲玉として(迎撃)の下手人として矢面に立つのは日本だ。

では日本単独で、すべてやれば良いのか。それを主張するのが小沢だと思う。そして、北というおかしな国が近くにあるために、その主張が説得力を持ってしまう側面がある。

僕は日米関係の現状が極めて日本に不利な、不平等条約であることを皆が認識して、それを打破する道を探りたいと思っている。その行き着く先は、ミサイルの探知や迎撃ではなく、北のような国にもミサイルや核を持たせない、国際関係の構築なのだが、どうすれば良いかはまだまだ考えなくてはならない。北の指導者については僕はあきれている。国民が飢えているのに軍事にうつつを抜かしていることについてあきれている。

人であれば、おかしなやつとは付き合わなければ良いのだが、国と国ではそうはいかない。北のような国とまともに付き合わなければいけない、政府の担当者は本当に大変だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 4日 (土)

迎撃以前

北朝鮮のミサイル発射を巡り、日本政府は茶番劇を演じている。以下に「読売」および「日経」の見出しと記事の一部を引用する。

「大ちょんぼだ」と絶句…発射情報取り消しで国交省幹部
 国土交通省では、内閣官房がミサイルの発射情報を出したことを受け、午後0時18分、航空各社に「北朝鮮から飛翔体(ひしょうたい)発射」の航空情報を出し、海上保安庁も、日本周辺を航行している船舶に「船舶は今後の情報に留意し、落下物には近づかずに海上保安庁に通報を」との航行警報を出した。
 しかし「誤情報」の連絡を受け、警報を間もなく取り消すという事態に。「ミサイル発射」が誤りだったというテレビニュースを見た同省幹部は、「えーっ」と絶句し、「大ちょんぼだ。こんなことで大丈夫か」と漏らした。

(以下省略)
(2009年4月4日15時48分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090404-OYT1T00610.htm?from=main1

北朝鮮ミサイル発射誤探知 政府、危機管理に痛手 首相も翻弄
 北朝鮮が「人工衛星」を搭載していると主張している長距離弾道ミサイル発射を巡る政府の情報混乱は、日本の危機管理の甘さを露呈した。麻生太郎首相は詳細な初動マニュアルをつくるなど「万全の体制」づくりに努めてきたが、発射前から課題が浮き彫りになった格好だ。
(途中省略)
 首相は発射情報を受け、首相公邸を飛び出し、官邸の危機管理センターに入った。だが、その直後に誤報であることが発覚。安全確認や情報収集などの首相指示を発表したため、慌てて撤回するという混乱ぶりをさらすことになった。 (16:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090404AT3S0400N04042009.html

僕は日本政府の発射情報撤回を、もしかしたら北のミサイルが失敗し、発射直後に爆発して、飛ばず、発射の情報だけをつかんだのかと思った。ところが実態は、日本海で何かが飛んでいる航跡をレーダーが捉え、それで北のミサイルと早とちりをしたのだった。

発射の情報は、日本が収集するのではなく、米国が収集するのだという。ということは、親分(米国)にターゲットはあいつだと言われた子分(日本)が鉄砲玉となり、ピストルで撃つという構図だ。そして必要なら、鉄砲玉が警察に出頭し、刑に服す。

日本政府にこうした醜態を演じさせたことは、それだけで北には十分なミサイル効果だ。このまま緊張を高めていけば、日本政府はまた同じような失態を演じるだろう。

鉄砲玉が若輩者だと、ターゲットに到達する前に、ピストルが暴発したり、空元気をつけるための酒で人事不省になったりする。

日本はPAC-3のような高価なミサイルを持っても使いようがない。税金の無駄使いだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 3日 (金)

建前と本音――米国の場合

誰にも建前と本音の違いはある。誰にも思い込みや、判断ミス、見通しの甘さはある。それを率直に認める人とそうではない人とがいる。以下は「日経BP」の見出しと記事の終りの部分だ。スパッと最近の米国の姿勢を切っている。その刃は、自分自身にも向けられている。

財部誠一の「ビジネス立体思考」
米国の醜態と北欧の毅然
2009年4月3日
(途中省略)
 GMとSAAB、米国とスウェーデン。
 それらを単純に横比較するのはナンセンスであろう。
 破綻が及ぼす影響の甚大さも比較にならない。だが米国の市場原理を絶対の価値として信奉してきた日本人の一人としていわせてもらえば、明確なロジックのもとで清々とした態度で国をマネージしているスウェーデンに対し、米国は醜悪だ。
 莫大な税金を投入し、国家管理のもとで経営陣も労働組合も権利の主張に明け暮れる。米国の市場原理や自由主義はどこへいってしまったのか。非常時とはいえ、いまや米国は中国顔負けの社会主義国家に成り下がったようだ。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090403/143778/

以下に省略した部分の小見出しを引用しておく。

破産したメーカーのクルマには誰も乗らない
政府が救うべきは企業でなく国民
従業員はスウェーデン政府の決定に理解

この記事を、小泉や竹中はどう読むだろう。相変らず米国を、米国経済を、アングロサクソン流儀を信頼し、信奉しているのだろうか。

僕は米国の経済システムは分からないが、公文書館や議会図書館の情報公開のシステムを高く評価している。それは米国の政治を高く評価することにつながっているだろう。醜悪さが目に見える形で展開しているだけ、政治や経済の透明度が高いということかもしれない。

わが日本では有権者の多くが諦めの気持ちで、そうした醜悪さを気にしなくなっているように見える。これが民主主義にとって一番の危機かもしれない。何年か前の銀行救済に税金が投じられたときも、現在の欧米諸国のような大きな反発は起きなかった。

反対の声は、日本(経済)を救えという政財官界それにマスコミの大声の前にかき消されてしまった。それ以降日本経済は立ち直り、ひとり立ちしているのだろうか。そうであれば欧米諸国に付き合って東証の株価が下落することはないと思うのだが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 2日 (木)

桜の花

今年は桜の花の開花は早かったが、その後気温が上がらず、我が家の回りもまだ満開には程遠い。

今日、2日、朝散歩をしていて、開花しているのは木の上部より下部に多いと感じた。例年だと開花から満開まで時間がないので、どの部分の花が咲いている、などということは気にならないが、今年はゆっくりなので、木のどの部分が多く咲いているか、気になった。

散歩をして毎日観察していると、いろいろな変化を感じることができる。そうした楽しみを与えてくれる自然に、木に、海に感謝だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 1日 (水)

喫煙場所

今日、4月1日、新年度からJR東の首都圏の駅はほぼ全面禁煙になったようだ。いくつかの密閉型の喫煙室は残るという。その一方で、駅の売店でタバコは売り続けるという。

JR東では多くの列車が禁煙なので当然、タバコの売り上げも減るだろうが、売り続けるという。喫煙者からすれば、目の前にタバコを並べられて、吸ってはいけないと言われているわけだ。なぜそんな、彼らの感情を逆撫でする「商売」をするのだろう。

もっと皆が和やかに過ごせる方法を考えられないものだろうか。僕は最近、以前書いた、若い友人に教えられたワセリンのせいか、花粉に悩まされずに助かっている。このまま5月の連休明けまで具合よくいくといいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »