空軍機中国派遣――福田首相の執念
北京でのオリンピックの開会式に参加するために、福田は日本の空軍機を使うのだという。以下はヤフーに掲載された「産経」の見出しと記事の一部だ。
多用途支援機 首相、空自U4機で北京へ 五輪開会式 効率性前面に
7月3日8時1分配信 産経新聞
福田康夫首相が8月8日の北京五輪開会式に出席する際の移動手段として、政府が通例の政府専用機ではなく、小型で経済効率のよい航空自衛隊のU4多用途支援機の使用を計画していることが2日、分かった。首相が海外訪問にU4機を使うのは初めて。空自に所属する政府専用機を除く自衛隊機が、中国内に着陸するのも初となる。5月に中国・四川大地震の救援物資輸送のため浮上し、中国側世論の反発で見送りになった自衛隊機運航が、違った形で実現しそうだ。
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通例、天皇、皇后両陛下や首相の海外訪問には、約150席の客席が備えられたボーイング社製ジャンボ(747)機である政府専用機が使用されている。これに対し、空自が5機保有するU4機は、輸送可能人員が19人と小さいだけに小回りが利き、使用燃料など諸経費も少なくて済む。
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これまでに、小泉純一郎首相(当時)が17年6月に東京都小笠原村の硫黄島での戦没者追悼式出席のため使ったほか、19年6月に麻生太郎外相(当時)が韓国・済州島での日中韓外相会議参加のため閣僚として初めて海外出張に利用した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080703-00000070-san-pol
同じ空軍機の使用であっても、韓国の済州島に外務大臣が出掛けるのと、中国の、多分、北京に首相が出掛けるのではインパクトが違う。これをひとつの前例としたいのだろう。
政府専用機も所属は空軍だが、それは管理上の問題だ。U4は正真正銘の日本の空軍が保有するその名も「多用途支援機」という空軍機だ。それが首相を乗せて、中国の首都に降り立つ。
一説には、開会式参加に否定的な保守派へのサービスとしての空軍機の使用を計画、という見方もある。
僕は、先の四川での地震で果たせなかった日本の空軍機の中国派遣の実現を、開会式に出席するという、中国側への「貸し」をてこに、果たそうという福田の執念を強く感じる。
これが実行されると、日本の軍隊の海外派遣の大きな転換点であった、と後に位置づけられるだろう。
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