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2008年2月29日 (金)

花粉が飛んでいる?

さっき、29日の夕方、成田に着いた。

どうやら花粉がしっかり飛んでいるらしい。機内でもらったマスクをかけて、帰宅した。夕方だったせいもあり、目が痒くなることはない。

これまで1週間、花粉のないロンドンで快適だっただけに、憂鬱だ。

ロンドンでいろいろ仕入れたので、その整理に時間がかかりそうだ。あまり外出せず、部屋にこもって仕事をしよう。

外に出るのは我家の近くの海岸だけにしよう。海岸だと、海から陸への風が多く、花粉を押し戻してくれる。

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2008年2月28日 (木)

戦争博物館での平和の会議

昨日、こちらの時間で26日、サウスケンジントンの科学博物館で写真を撮っていて、電池がなくなりました、という表示が出た。

事前に警告が出るかと思ったら、いきなり×(ペケ)とは…。これが充電式の電池ではないことのメリットかもしれない。つまり「警告」という余分な機能をつけない、省くことのメリットなのだろう。この段階で撮影枚数が300枚は超えていたので、電池がない、といわれても、やっぱりというだけのことだ。

予備の電池は持っていなかった。旅行中はできるだけ荷物を少なくしている。博物館の売店に単三電池4本組しか置いてなかったので、それを買った。2本余分だ。そういうこともアリ…使い果たした電池は売店の人に頼んで捨ててもらうことにした。

今日は、再度Imperial War MuseumThe Children's Warを見にいった。これはJuliet Gardinerという方のThe Children's Warがベースになっているらしい。売店で売っていたが、重いので買うのはやめた。彼女はWartime: Britain 1939-1945 (Paperback)という本を書いている著名なライターのようだ。

戦争博物館は来月、Peace History: People, Politics and Culture という会議を開催する、というチラシが置いてあった。それによると日本からは
山根和代さんがTwo Japanese Peace Pioneers: Masaharu Oka and Yayori Matsui という講演を予定されている。

山根さんは全く知らないが、1973年から1989年まで長崎にいた人間として、岡さんの名前を久しぶりに聞いて懐かしくなった。今も長崎では、古くからの友人たちが「岡まさはる記念長崎平和資料館」を運営している。数年前、招かれてそこで話をしたこともある。

記念館は長崎駅から、また空港バスが発着する駅前ターミナルからも5分程度だ、長崎観光の折はぜひ見学してみてください。この館は、公とはアプローチを異にする、もうひとつの、長崎平和案内です。また毎年、兵役を拒否したドイツの若者が、その代わりのボランティアとして館の仕事を手伝っています。

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2008年2月27日 (水)

ロンドンの自動ドア

ロンドンに来て、5日目で初めて「自動ドア」を利用した。ホテルの近くのオーガニック(自然食)の店だ。

持ち帰りでラザニアその他を買って、ナイフ・フォーク・スプーンをもらったら、これが全部木製だ。日本では最近マイ箸がはやっているので、彼らにもマイフォークやマイナイフをやったら、と言ってやろうかしら…。

そんなこだわりを客に見せている店が自動ドアとはどういうことかな、と思ってしまう。少なくとも通常の手動のドアと比べれば確実に電気代が余分にかかり、その分エネルギー消費が増えるのに。

このオーガニックの店があることは知っていたが、入ったのは今日が初めてだ。

夕方、出かけて歩き回ってホテルに着く寸前にこの店があったので入ったのだった。退社時間なのだろう、勤め帰りと思われる多くに人が携帯電話で話をしながら歩いていた。日本でもオフィス街ではそうなのだろうか。

これから出会う段取りを話しているのか、一緒に生活しているパートナーと、食料調達を相談しているのか。こういうのを「便利」になった、というだろう。

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2008年2月26日 (火)

前向きな日本人

日本人は前向きというか、後を気にしない。

ロンドンでは多くの場合、建物や部屋の出入りにはドアを開ける。引くときもあれば、押すときもある。自動ドアにはめったに出会わない。回転ドアもあまりない。

人が多い場所では、前の人について歩いていくのだが、大部分の人がドアを押したとき、あるいは引いたとき、次に来る人を確認している。そして後続がいると分かると、手で押さえて待っている。日本では最近ほとんど経験しないことだ。

前向きな日本人からすると、英国人は後ろ向きな人々ということになるのかもしれない。

後ろ向きだからか、母親が一人で押す乳母車がドアと通ろうとすると、誰かがドアのところに行って手助けしている。そして乳母車が通り終えると、その誰かは元の場所に戻る。それを誰もが不思議に思わない。なかなか快適な習慣だ。

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2008年2月25日 (月)

戦争博物館の反戦(?)展示

日曜日、24日、ロンドンの戦争博物館(正式にはImperial War Museum, London)に行った。

いろいろな展示の中に「子供の戦争(The Children's War)」があった(2010年の1月1日まで開催)。これを見ると、英国でも学童疎開があり、米国に疎開した児童もいた。

そこに展示されていたポースターを撮影した。どれも、戦時下の子供たちに「協力」や「努力」を訴える類のものだ。

僕たちが毎年秋、10月ないし11月に開催する「9条フェスティバル」で、学童疎開が取り上げられる。これはいわば平和運動を展開する草の根グループによる展示だ。

ところが、戦争博物館はエスタブリッシュメントだ。それがこうした奥深い、慎み深い「反戦」の展示をするのだ。これは英国人のユーモアではなく、真面目さゆえだろう。

最後にちゃちゃを入れると、疎開先の児童の部屋はそれなりに立派で、ホテル代が馬鹿高いロンドンで、僕が今泊まっている部屋のベッドより大きそうなベッドが入っていた。

第1次世界大戦の展示では、戦争中の「塹壕」戦を再現していた。暗くて、恐ろしい感じだ。団体で見学に来ていた小学校の低学年の児童は、怖そうにしていた。こうした「怖い」体験をして、戦争って真っ平、と思ってくれるといいのだけれど…。

別のポースターのコーナーでは、ブレア前首相が、ブッシュ大統領を操って戦争を遂行しているポスターが掲載されていた。ブレアは調教師・飼い主でブッシュは犬になっていて、吼え・噛み付いている図式だった。これは撮影禁止で撮影できなかった。

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2008年2月24日 (日)

金曜日の夜と歩き煙草

今、ロンドンの時間で土曜日、23日の午後5時50分、BBCでスコットランド‐アイルランドのラグビーの試合をやっている。前半37分で、14対6で、アイルランドがリードしている。スコットランドはいいところまでいくのだけれど、攻めきれない。アイルランドは数少ないチャンスを確実に点に結びつけた。

昨日、ホテルに落ち着いてすぐ街に出たがPUBが大賑わいだった。「異常」だよと思ったが、金曜日の夜だから当然なのだ、とすぐに納得。CD(自動支払機)にも行列ができていた。

街の賑わいはよいのだが、歩きながら煙草をすう人の姿が目立った。屋内ですうことが禁止されたのだろうか?禁止するなら、喫煙場所をどこかに作ってほしい。人ごみだと「火傷」の事故が増えるのではないだろうか。

昨日も今日も曇り空だが、気温は昼間で12-13度、夜も7-8度のようだ。ただ、来週になると夜は日によって数度まで下がるようだ。

ホテル、といっても小さなB&B、は大英博物館の近くで、この近くに来たのは何年ぶりだろう。ほぼ1年前にもロンドンには来たのだが、科学博物館に行ったのでアールス・コートに泊まり、アールス・コートとケンジントン界隈をうろうろしているだけだった。

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2008年2月23日 (土)

JR東海はとんでもない会社だ…

3時間ほど前にロンドンに着いた。

ホテルにチェックインして、ネットにつないでニュースを見たら「産経」の以下の見出しに出くわした。

今度は新幹線の車販弁当で偽装!! JR東海子会社
2008.2.22 22:28
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080222/sty0802222237004-n1.htm

記事の一部を引用する。

偽装は21日午前に同社のお客さま相談室に「東京工場で消費期限を遅らせている」との電話で発覚。同日昼に内部調査を開始したが、弁当類の回収は行わなかった。…少し時間をオーバーするが大丈夫と判断した」と説明。「社内規定順守を徹底した結果、22日から弁当の供給数が減少し、お客さまに迷惑をかけることをおわびする」と述べた。

こういう企業は「食べ物」を扱ってはいけないのではないだろうか?農薬餃子のJTと同じようなことを引き起こすのではないだろうか。健康被害が出たらおしまい、ということに気付いていないようだ。

JR東海というのはとんでもない会社のようだ。

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2008年2月21日 (木)

大阪は中国?

昨日、2月20日、中国について「住みたくない」と書いた。

大阪も一緒。

大阪府広報特別顧問にマネジャー起用 橋下知事
200802211624
http://www.asahi.com/politics/update/0221/O

大阪は「碌な知事」はいない街なのだ。

楽しいな、いい加減で済む。

いい加減は、良い加減と、イイカゲン=野となれ山となれ、があるんだよね。

大阪の言い方だと「イイカゲン」はどっちかな?

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2008年2月20日 (水)

悲しい、千葉の漁師と中国の人々

軍艦に撃沈された千葉の漁民と中国の人々のことだ。

日本海軍の軍艦は大海で光を見て、漁船だとは思わなかった、という。何だと思ったのだろう。敵だと判断し「自衛隊」としては領海侵犯でも、相手の攻撃を待って「防御的反撃」をしようとしたのだろうか?そして、ふたりの、親子の漁師を冷たい海に行方不明にした。ふたりは今どうしているのだろう。

さっきまでサッカーを見ていた。中国選手の凶暴なこと。数々の一発退場の違法行為を見逃し、助長した北朝鮮の審判。それに喜ぶ中国、重慶の観衆。あの国(もしかしたら北朝鮮も含めて、国々)に暮らす人々の哀れさを思った。

しかし、国民を守るはずの軍隊(自衛隊と呼ばれている)が自国の人々の食べるものを確保しようとしている漁師の船を撃沈してしまう国。そうした国に住む人々、僕たちがより哀れな存在なのだろう。

どうすればいいのだろう。逃げるわけにはいかない。他人を、他国の人々をいじめて、溜飲を下げても何の役にもたたない。それは我々自身の哀れさが増すばかりだ。

なんてことだ、「産経」によれば、「行方不明の長男は魚の“あしながお兄さん” イージス艦衝突」だという。

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2008年2月19日 (火)

軍隊はどっちを見ている

今朝、19日、千葉県沖で漁船が日本海軍の軍艦(最新鋭のイージス艦)に衝突され、沈没した。午後6時現在、2人の漁民の行方は不明だ。

唐突だけど、いまNHKラジオのニュースはキューバのカストロが引退することを伝えている。

海軍の軍艦の問題で、近いうちに防衛相は辞任、首相は引退、ということになるのだろうか。

千葉県沖の衝突については海上保安庁が捜査を開始したという。また、報道では見張りをしていれば沈没した漁船を事前に発見でき、衝突は回避できたはず、という。

「産経」は以下のように書いている。

業務上過失往来危険容疑で強制捜査へ イージス艦衝突で3管
2008.2.19 14:59
イージス艦の船首付近には衝突したような跡があり、清徳丸を右側に見ていた場合、イージス艦側に海上衝突予防法上の回避義務があることから三管本部は強制捜査に踏み切る判断をしたもようだ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080219/dst0802191501030-n1.htm

足元の漁船に気付かない軍艦が、空のミサイルを撃退できるのだろうか?できないよね…。

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2008年2月18日 (月)

新しい写真機

さっきもうひとつにブログ(日本現代誌)に「新しい写真機」として以下のように書いて、写真をアップしようとしたが、受け付けてくれなかった。それでこちらで試してみる。

一週間ほど前に写真機を買った。これまで使っていた写真機が意味不明の発熱を起こしたので、何時壊れるか分からないので新しいのを買った。発熱の経緯についてはもうひとつのブログに書いた。

新しい写真機は、画素数が800万ほど、重さ(最近は質量という言い方が一般化したようだ)200グラム弱、色は黒、電池は単三2個。この機種を選んだ 理由は、電池が単三で、電池切れを心配しないで済むことだ。もうひとつの決め手は、この写真機の発売は昨年だが、発売日が僕の誕生日と一緒だったことだ。 以下に何枚か写真をアップする。

ここまでが「日本現代誌」に書いたもの。

さて写真をアップできるかな? とりあえずできたので、予定の後2枚。

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2008年2月17日 (日)

補償と救済――国の責任と謝罪

今日、17日、「人骨(ほね)の会」で勉強会をやった。

勉強したのは、薬害肝炎患者救済のための法律と言われている、通称・薬害肝炎救済法と、ハンセン病患者に対する、通称・ハンセン病補償法についてだ。

一方は補償法で他方は救済法。この違いはなんだろう。

補償法では国の責任が明確に述べられている。他方、救済法では国の責任が不明確だし、加害企業の責任それに基金への拠出が未定だ。

常に国の責任をあいまいにする歴史の中で、ハンセン病の事例だけが例外だが、これは裁判で国が完璧に「負けた」ためだ。それ以外はことごとく、あいまいに、穏便に、済ませてきた。

国内的にそれで済んでも、それは国際的には非常識で、通らない話だ。

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2008年2月15日 (金)

中国でまだ製造・販売されているメタミドホス

以下のサイトを見ると、中国ではまだおおぴらにメタミドホスを使った農薬(殺虫剤)が製造され、販売されていることがうかがわれる。

浙江巨化股份有限公司


どうやら上海の西の浙江省の会社らしい。

中国ではメタミドホスの殺虫剤は禁止、ということだが製造され、ネットで宣伝されている。誰かが買うから、製造しているのだろう。

今回の農薬餃子の真相解明で難しいのは、規則上メタミドホスが禁止されているということだ。こっそり、あるいはばれないだろう、誰もが使っているから、ということで使用されていたとして、事故で大量にこぼれた場合、誤ってこぼしたと告白できるだろうか、ということがある。

あるいは工場内で、殺虫剤として使用していたとしても、その事実を明かにできるだろうか?違法使用の実態を隠そうとするのではないだろうか。

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2008年2月14日 (木)

日本史を必須にする――神奈川県

僕が住む神奈川県が新しい試みを考えているらしい。以下は「読売」の見出しと記事の一部だ。

日本史、全県立高校で必修科目に…神奈川県教委

 神奈川県教育委員会は14日、学習指導要領で選択科目となっている日本史を、全県立高校152校で必修にすると発表した。 世界史の必修はそのままで、独自に「郷土史」「日本・世界近現代史」の2科目を新設し、指導要領からは逸脱しない形で実施する計画で、高校の新しい指導要領の施行に合わせ、早ければ2012年度から導入する。(2008年2月14日20時14分  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080214-OYT1T00557.htm?from=top

僕は日本史の必須よりも、「日本・世界近現代史」を新設することは時節にかなった考え方だと思う。近隣の国々とのここ百年の歴史を知らないでは親善と口では言っても、中身を伴わないうわべだけのものとなってしまう。

問題は、この科目が大学の入学試験科目になるかどうかだ。

でも、前に書いたことだが、今のような形式の学力試験は近い将来無くなると思う。そうすれば高校生は自分が学びたい科目を選んで勉強することが可能になる。

今回の神奈川県の方針は、そうした大学入学試験の「衰退」を見越してのものなのだろうか?

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2008年2月13日 (水)

espace(エスパス)

espace(エスパス)で食事をした。いつもながらおいしかった。

今日は大事な友と一緒で、彼がひとつひとつにおいしいと言ってくれたので、特においしかったのかもしれない。

以下がその店の概略だ。エスパスのホームページからとった。

espaceとはフランス語で「空間」という意味を持ちます。あえてレストランというカテゴリーでくくらず、お食事の場として、ワインを楽しむ場として、あるいはサロンとしてなどお客様のニーズに合わせて自由に使っていただきたいという思いを込めて店名といたしました。

あまり混むと困るのだけど…。

我家は、正月エスパスの「フランス風御節」というのを楽しんでいる。

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2008年2月12日 (火)

「失くした二つのリンゴ」再び

今日、12日は、朝から宇都宮まで出かけた。

3時間話をした。片道在来線で3時間半。駅から会場までの時間などを入れると家を出てから帰宅するまで12時間かかった。

途中の電車で考えた。昨日書いた「失くした二つのリンゴ」は母と娘の情愛と、国家(二つの祖国)の非情さが対比的によく描かれていた、と思った。

僕は国や国家といった組織を信用していない。と言って個人を信用しているわけでもない。ただ信用できる個人や人はいる、そういう人を見つけるようにしているだけだ。

僕はどう思われているんだろうとは考えない。人によって、見方はいろいろあるのだから。前に書いた、僕はKYM(空気を読まない!)。

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2008年2月11日 (月)

「失くした二つのリンゴ」を見た

今朝、11日午前10時30分から、テレビを見た。見た番組はテレビ朝日が放映した「失くした二つのリンゴ~日本と中国のはざまで 長谷川テルが遺したもの 」だ。

この時間(13時30分)まだ放映されていない地域もある。ぜひ見てもらいたい。

最近余りテレビは、特にニュースとラグビーとサッカーとフットボール以外は、見ないのだが、しっかり60分近く見た。よかった。しみじみとした情感、日本と中国、ふたつの祖国を持つ女性の重層的な感情がじっくりと伝わってきた。

背後には日中戦争があったのだが、番組のテーマとして僕が感じたのは、「国際」ということだ。

日中友好とか、国際親善などと軽く口にするが、その実現には犠牲を伴うこともある。それを一身に引き受けた個人がいた。

そして半世紀以上経過して、娘が亡き母(長谷川テル:1912‐1947)の入り組んだ感情を追体験する。その情感がしみじみと伝わってきた。

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2008年2月 9日 (土)

僕は日本だから生きられる?

「朝鮮日報」のサイトを見ていたら以下の見出しがあった。

農薬ギョーザ:中国が日本に報道自制要求=共同通信http://www.chosunonline.com/article/20080209000003
記事入力 : 2008/02/09 07:55:19

それで早速「共同」のサイトに行ってみた。すると以下の記事があった。

ギョーザ過熱報道を懸念 貿易に悪影響と中国高官
 
【北京8日共同】中国国家品質監督検査検疫総局の王大寧・輸出入食品安全局長が6日、ギョーザ中毒事件で訪中した日本政府調査チームに対し、日本の報道が 過熱しているとの懸念を表明した上で「中国の対日貿易だけでなく、日本の対中貿易にも悪影響が及ぶかもしれない」と話していたことが分かった。複数の日中 関係筋が8日、明らかにした。
 発言について日本政府筋は「世論対策で有効な手段を打たなければ、日本の対中輸出製品を対象に何らかの報復的措置を取るとけん制した内容と受け止められる」と指摘した。
 関係筋によると、王局長は「日本メディアが大きく報道している」と述べた上で、事件の原因が中国にあるとの憶測が先行していることに懸念を示した。局長はさらに「政府が日本メディアに客観報道を促すよう希望する」と語ったという。

2008/02/08 18:07 
【共同通信】http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008020801000568.html

改めてあの国に住む人々の住み難さを思った。今日本に来ている中国の方々はこうした中国政府の「対応」をどう考え、思っているのだろう。

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2008年2月 8日 (金)

こけおどし?

以下は「読売」の見出しだ。

ギョーザ事件の殺虫剤を超精密鑑定、混入の経緯特定へ
2008281430 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080208-OYT1T00419.htm

今、超精密鑑定をしてどうするのだろう。どこの企業が作ったかは分かるだろう。それでどうなるのだろう。

もし米国製なら米国で、中国製なら中国で汚染された、ということだろうか?

超精密鑑定が意味があるのは、容疑者が特定されその人物が保持、あるいはその間近でメタミドホスが出た場合、それと餃子のそれとを同定する場合だ。

何か前のめりになっている気がする。

明日から、僕が勤務する神奈川大学は入学試験だ。ほぼ昨年並みの数の受験生が来てくれた。このご時世にありがたいことだ。

天気が悪くないことを祈るばかりだ。

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2008年2月 7日 (木)

外れる予測――スーパーボウルと大統領選挙

スーパーボウルはペイトリオッツ、大統領選の民主党はオバマ、がそれぞれ勝と思っていたが、スーパーボウルについてはハズレ、大統領選挙のほうはまだまだ分からない。

いずれにしても、僕の希望的観測は外れた。

日本時間の1月21日、米国時間では20日の日曜日、ペイトリオッツそれにジャイアンツがそれぞれ勝った試合をホテルで見ていた時に、ペイトリオッツの強さを感じ、全勝優勝するのではと思ったが、外れた。

20日の試合で、ジャイアンツはキッカーの調子が悪く、比較的簡単な3点ゴールを2回続けて失敗した。そして延長戦になったのだが、攻撃権が移ってすぐにゴールのチャンスが来て、前2回とは比べ物にならない難しいゴールを、今度は決めた。それで劇的な延長勝ちをおさめた。どうやらその勝負強さが、スーパーボウルでも発揮されたようだ。

しかし、ペイトリオッツのQBブレイディは足を痛めていたこともあったのだろうか、少し動きが悪かったような気がした。それとも、ジャイアンツの守備が勝っていたのか。

オバマは、ケネディ家の地盤マサチューセッツでも、またヒラリーの選挙区ニューヨークでも、大きな州の代表カリフォルニアでも大負けではないが負けた。これが代議員総取制だと勝負あっただろうが、民主党は比例配分なので、まだまだ闘いは続く。論争を見るのは面白いので、選挙戦が続くことは歓迎だ。

さて僕の希望的観測はどうなるか。

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2008年2月 6日 (水)

東京裁判60年

今年は東京裁判から60年。裁判の判決があったのは1948年の11月12日だった。

それを記念して、あるいは世界史上でニュールンベルク裁判が、特に西欧世界では、取り上げられる頻度が多いことに対抗して、東京裁判を取り上げる集まりが、今年オーストラリアのメルボルンで予定されている。

何故オーストラリア?裁判長ウエッブの出身がオーストラリアだった。日豪中だけでなく、ヨーロッパからも研究者は来るが、米国からは今のところ来ないようだ。しかしANUには米国の研究者は良く来ているので、誰かが参加するのではないだろうか?それにできればソ連も…。

今年は東京裁判についても資料を集め、考えていきたい。

メルボルンの会議が楽しみだ。日本語でいい、と言われている。

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2008年2月 5日 (火)

毒性のエスカレーション―――メタミドホスからDDVP

餃子の汚染物質が拡大した。

新たにメタミドホスと同じ有機リン系の殺虫剤、ジクロルボス(DDVP)が検出された。餃子の製造時期はDDVP汚染のもののほうが早く、昨年6月3日だ。使われた農薬の順番は、ジクロルボス→メタミドホスということになる。毒性がエスカレーションしている。

DDVPは、かつてオウム真理教がサリンを製造していないと主張した際に、自分たちが製造しているのは、サリンではなく農薬のDDVPだと言い張ったものだ。

毒性のエスカレーションなのか、単なる偶然なのか?

なおDDVPは現在、日本でも広く使われている。

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2008年2月 4日 (月)

食の安全こそ生活の基本

1月末になって表面化した冷凍餃子の農薬汚染の問題は、僕たちの生活の基本、食の安全管理ができていないことを示した。

以下は「日経」の記事の見出しと記事の一部だ。

ギョーザ問題、企業や行政の対応後手・原因特定遅れ招く
 中国製冷凍ギョーザの中毒問題を巡り、企業や行政の判断や対応に不手際が相次いで浮上している。包装袋のベト付きなどの苦情が出た際の企業側の検査が不十分だったり、行政の連絡に不備があったりといった問題の連鎖で原因特定は遅れた。企業側の認識の甘さに加え、情報を速やかに共有する仕組みがなかったことが背景とみて、国などは制度の見直しに乗り出した。
(以下省略)(16:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080204AT1G0200R04022008.html

対応が後手にまわり、原因特定が遅れたことを指摘している。今回は汚染源が「農薬」という毒物だったことで、遅れが致命的とはならなかった。しかし汚染源が病原体という生命体だったら、冷凍温度次第で「増殖」し、またゆっくり解凍すれば、その過程で病原体が増えてしまう。この場合は「遅れ」は致命的だ。

夜7時のNHKのニュースを見ていたら、福田首相はこれこそ「安全保障」の問題と答弁していた。そう思うなら、新しい組織を作ることも必要かもしれないが、「日経」の記事が指摘する問題点を整理し、点検し、誤りを認めることが先決だ。

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2008年2月 3日 (日)

便乗犯

そろそろ「便乗犯」が出てくることを心配している。

今中国製の食料品が売れなくなっているのは、便乗犯の問題もあるかもしれない。便乗犯のターゲットは中国製となるだろう。そう思うと、消費者は少しでもリスクの低い物を買い求めようとするだろう。すると中国製は避ける、ということになる。

しかし今回の事件で、日本は中国にものを作ってもらって、それを買い上げるのだから、中国にとってお得意様のはずだが、こと「もの」が食料品・食物だとそういう図式では考えられないだろう。食料がなくなれば人は生きていけない。となると、日本は中国に首根っこを押さえられている、と見るべきなのだ。

中国が食料品の対日輸出を止めれば中国の人々、働いている人々は困るだろうが、それで死ぬことはない。しかし日本はどうだろう?食べ物がなければ人は生きてはいけない。

日本の食料自給率は40%程度だ。これではいくら日本という国に誇りを感じても、その内実は一体どうなっているのだ、と背筋が寒くなる。

明日は月曜日。米国ではまだ日曜日で、スーパーボールだ。これは楽しみだ。

明日からの来週が明るい、楽しい一週間になるように願っている。

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2008年2月 2日 (土)

運不運?

今日も農薬餃子。

以下は「産経」と「読売」の見出し。

ギョーザ問題 相次いだ千葉市側の判断ミス「被害拡大は防げたはず (1/3ページ) 2008.2.219:27http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080202/crm0802021927016-n1.htm

ギョーザで中毒症状の3人、早期に薬物見抜き命とりとめる2008221434 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080202-OYT1T00392.htm

前者は千葉市に住む人の不運、後者は兵庫県高砂市に住む人の幸運を伝えている。

同じ行政でこれほどに対応が違うのだ。高砂市の高校生は、別の病院に搬送されていれば助からなかったかもしれない。「読売」の記事は高砂市民病院の対応について次のように書いている。

救急隊から、二男の症状について「食中毒の疑い」と連絡を受けた。しかし、当直医らは「極めて短時間で発症しており、意識もはっきりしない。薬物中毒では ないか」と疑い、直ちに胃洗浄を行って解毒剤を投与。男性と妻についても同様の処置を取った。この時点で、原因はまだ明らかではなかったが、結果的に医師 らの素早い判断が3人の命を救うことになる。

「産経」は千葉市の対応について次のように書いている。

中毒症状を起こした女性(36)と家族は「検査して」と市保健所に何度も訴えたが断られた。生協側の「皮から強い異臭がする」との検査報告にも、再検査の 指示や国への報告をしないなど、関係した市の各部署で初の事態に対応できなかった。危機管理能力のなさを露呈した形の市側に、女性の父親(69)は「ほか に被害者が出たら大変だと思って訴えたのに…」と怒りをあらわにした。

これでは住民は何かあった時に行政の呼びかけに応えようという気にはならないだろう。

さて、今回のケースでは、高砂市民は運が良く、千葉市民は不運、ということになるが、日本国民全体としては運が良いのだろうか悪いのだろうか?

以下は最近の「読売」による調査結果だ。

「日本国民に誇り」93%で過去最高…読売調査 20081242259 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080124-OYT1T00522.htm

僕にはちょっと信じられない数値だ。今回の農薬入り餃子の被害を初期に食い止められなかった行政の対応、そしてこれまでの対応を見ていると、この高い数値が何によるものなのだろうと思う。今回の事件を自分の問題として考えると、行政に対する不信が募るばかりだ。またか、という感じだ。

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2008年2月 1日 (金)

原因の探求には疫学的アプローチ

餃子に含まれていた毒性が高い殺虫剤、メタミドホス、がなぜ混入したのかを解明するには「疫学的」アプローチが必要だ。

このブログの冒頭の左側の『戦場の疫学』(海鳴社)では、1936年に浜松で起きた大福餅による大量死について書いている。このときには46人が死んでいる。白餡の餅でも、黒餡の餅でも被害がでた。両方の餅に使われている原料が原因だろうと予測はついた。

陸軍の軍医が大量に出動し、原因が大福餅の浮粉、ネズミの糞によってゲルトネル菌に汚染された浮粉、であることを徹底的な疫学的調査によって突き止めた。それまでに毒物説や餅の腐敗説などが出ていた。このときの原因は細菌だったため、日がたつにつれ餅の中で増殖し、被害をひどくした。

今回は、化学物質という毒物なので、餃子の中で増えることはない。減ることもないだろう。安定していて、じっくりと調べることが可能だ。

原料調達から消費者の口に入るまでの各プロセスをしっかり調べない限り、皆が納得する結論を得ることはできない。

相当長期戦になるだろう。先入観を排除することだ。

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