女性機械論――首相も同意見?
厚生労働大臣が「女性は子供を産む機械」という耳を疑う発言をしたのは今月、1月27日。それから4日目、以下が「産経」による国会の状況だ。
柳沢伯夫厚生労働相が「女性は子供を産む機械」と発言した問題で、与党内から31日、辞任論が出るなど、波紋が続いた。安倍晋三首相は参院本会議の代表質
問で「多くの女性の心を痛めたことに対し、私も深くおわびする」と述べ、任命権者として陳謝したものの、柳沢氏の辞任は否定した。
(2007/01/31 13:02)
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070131/skk070131001.htm
僕は最初は、9月末の発足から4カ月、初めての通常国会を迎えるので、これ以上の尻尾切を避けたいのだろうと思っていた。しかし今日あたりになって、首相のモノの考え方や行動と照らし合わせてみると、そんな身内を庇うのではなく、彼の信条/真情として、厚生労働大臣の発言を否定できない、当然視しているのではないか、と思えてきた。
しかしこの発言は、政治資金の不正使用とは比べものにならないとんでもない問題だ。審議拒否は当然だ。しかしそうした当り前の感覚を失い、審議に応じるというトボケタ野党も存在する。本当にあの政党は人のことが分かっていない、独りよがりな正当だと改めて思った。
「女性は子供を産む機械」発言は、議会生民主主義以上に、人の、女性の尊厳という意味で重要な問題なのだ。
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