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2006年7月31日 (月)

変な展開、つづきその2

TBSニュースでの写真の映り込みの報道で、各活字メディアの扱いは分かれていた。

各社とも社会欄とか政治欄があるが、「読売」はエンタティメント欄、「日経」は社会欄、共同は暮らし・話題欄、「産経」は社会欄、「朝日」は社会欄だった。

「読売」の扱いは、TBSテレビが間違えましたよ、という芸能タレントがヘリコプターからダイビングして、風にあおられ東宮御所に不時着したのと同じ扱いだった。

「共同」の暮らし・話題欄には、7月31日午後9時47分には、今年から「レコード大賞」の発表を12月31日ではなく、30日にするというニュースがならんでいる。しかし写真の映り込みのニュースは、そうした芸能的な扱いより、むしろ客観的・批判的な扱いに見えた。むしろ他社の社会欄的なトーンだ。

「日経」、「産経」、それに「朝日」はいずれも社会欄で扱っている。

このように見てみると「読売」の扱いは際立っていた。

これに関連しての最初のブログ、「変な展開になってきた」へのコメントに「『写り込み』はたぶん事故だと思いますが、プロとしてはもっとも恥ずかしい事故なんですよね。カメラマンはファインダーのどこを見ていたんだとかなり叱責されます。そういう点から、この叩かれ方は業界的には不思議ではないのですが、あくまでも業界内部の話で、ニュースのネタにまでするのは、やはり政治的なものを感じます」があった。

このコメントのスタンスに最も近いのが「読売」で、ついで「共同」ということか。そしてこのコメントが懸念している報道が「夕刊フジ」となりそうだ。

この問題について、「読売」と「産経」に大きな距離を感じた。新しい発見だ。

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2006年7月28日 (金)

変な展開、つづき

TBSの写真映り込み問題で、いくつかのサイトを見てみた。

あるサイトでは、731部隊の存在、あるいはそこでの人体実験を疑問視する書き込みもあった。

しかし先日引用した3つの記事は、731部隊の存在、およびその部隊が病原体の兵器化に取り組んでいたことを前提に、今回の問題を報道している。例えば「夕刊フジ」は「旧日本軍で生物・化学戦研究を行ったとされる悪名高き731部隊の隊長だった石井四郎軍医中将」と書いている。

1940年代、生物・化学戦研究を行なうことは、国際法違反ではなかった。国際法が禁じていたのはそれら兵器を戦争で使用することだけだった。したがって、「生物・化学戦研究を行ったとされる悪名高き」ということは、研究の中身の問題ということになるだろう。その中身は被験者の死を前提とした人体実験である。

部隊の研究者たちは、自分たちが「許されない」人体実験を行なっていたことを自覚しており、それゆえに論文では実験動物をサル、と書いたりしていた。倫理的に問題のない人体実験というのは存在し、その場合論文には、その実験対象となったヒトの詳細な肉体的情報が記されている。

「日経」の記事では総務省が今回の問題を調査をするらしい。その結果が心配だ。

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2006年7月26日 (水)

変な展開になってきた

先週金曜日、7月21日、TBSの夕方のニュースで、僕の分析を取り上げて放送してくれた。

中身は、日本軍の生物兵器部隊を指揮した石井四郎が残した2冊のノートの分析から、停戦命令が出た1945年8月15日から、26日にかけて、細菌作戦を企てていたことが明らかとなった、というものだ。なお降伏文書に調印し、戦争が完全に終息するのは9月2日だ。

そのニュースの導入部分が問題とされた。以下に「読売」、「夕刊フジ」、「日経」の報道を並べた。「夕刊フジ」の記事は長いので、最初の5分の1ほどを引用した。

TBSが謝罪、安倍官房長官の写真を誤って放映
 TBS系のニュース番組「イブニングニュース」で21日放送された特集「旧日本軍731部隊」の冒頭部分に、特集とは関係のない安倍官房長官の写真が誤って映り込んでいたことが、26日分かった。
 TBSによると、カメラマンが、電話取材中の記者を隣の小道具部屋から撮影した際、室内に置かれていた安倍長官の写真パネルが偶然映ってしまったという。同局広報部は「決して意図的ではないが、報道の趣旨と異なり、無関係な方々にご迷惑をおかけし、おわびします」と話している。
(2006年7月26日14時23分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060726i406.htm

TBS“偏向映像”放映…今度は安倍を狙い撃ち
無関係なのに3秒間顔写真 
TBSのニュース番組「イブニング・ファイブ」が今月21日に放映した旧日本軍731部隊に関する特集コーナーの冒頭、ニュース内容とはまったく無関係の安倍晋三官房長官(51)の顔写真が約3秒間も放映されていたことが分かった。専門家も「不自然過ぎる」と首をひねる映像。永田町では「自民党総裁選前に、安倍氏のイメージダウンを狙った印象操作では」との見方が出ているが、TBSは「全くの偶然」とコメントしている。
 注目の特集は、旧日本軍で生物・化学戦研究を行ったとされる悪名高き731部隊の隊長だった石井四郎軍医中将が、日本に上陸する米軍を細菌兵器で攻撃しようとしていたことを報じる内容。
ZAKZAK 2006/07/26
http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_07/g2006072605.html

総務省、TBSを調査・731部隊報道背景に官房長官
 総務省は26日、TBSが21日に放送した第2次世界大戦中の731部隊に関する報道番組で、関係者に電話取材する記者の背景に報道内容と全く無関係の安倍晋三官房長官の顔写真パネルが映った場面について「放送法に抵触する意図的な編集だった可能性がある」として調査を始めた。TBSにも経緯などを文書で報告するよう求める。
 安倍長官は26日の記者会見で「ビデオを見たが、もし意図的に(編集)されたものであれば、ちょっと恐ろしいことだなと思う。総務省の調査結果を待ちたい」と述べた。放送法第3条は、放送番組の編集に当たって「政治的に公平であること」と規定している。 (14:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060726AT1G2601Q26072006.html

TBSに一番好意的なのは、「読売」だ。「写真を誤って放映」とし、非意図的な誤りと判断している。

それに対して「夕刊フジ」はTBSの意図を疑惑を持って見ている。

その中間の立場が「日経」だ。こちらでは事実を淡々と記している。すなわちニュースでの写真の映り具合を記述し、総務省が調査を開始したことを伝えている。

僕としては何とか、拡大せずに、収まってもらいたいと思っている。僕は今回の写真の映り込みは、全くの手違いによるものと考えている。

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2006年7月24日 (月)

安全装置

ガス湯沸かし器の事故が問題となっている。

問題の湯沸かし器は、不完全燃焼を起こすと自動的に電気が切れ、ガスの供給を止める「安全装置」が付いていたという。しかし今回の事故で、一部の機器は「不正改造」され安全装置が機能しなかったという。それで人が死んでいる。

しかしその後、不正改造されていないものも、経年劣化やハンダが寒冷地の気候に耐えられないといった、機器本体の欠陥でも事故の発生が判明した。

今日の「毎日」のサイトに次の見出しを見つけた。

パロマ事故:東京都内の3件は同じ改造 警視庁が注目
毎日新聞 2006年7月24日 12時52分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060724k0000e040061000c.html

警視庁が注目したのは、安全装置を迂回するやり方がガス器具業界で一般化していたか、あるいは一部の企業で改造のマニュアルが存在していたのではないか、ということだろう。

安全装置が付いていても、その感度が高すぎて、使わないままになっている、猫に小判、豚に真珠、宝の持ち腐れ、という状況だったのだろう。

安全をこれほどまでに軽視するのであれば、最初から安全装置など付けず、使用中は必ず窓を開け、換気してください、と使用説明書に太い字で書いたほうが安全なのではないだろうか? それは洗剤の箱に混ぜると危険、と太い目立つ色で書くのと同じ考えだ。

間違い電話を防ぐとか、録画ミスを防ぐ、という程度のことであれば「安全装置」も有効だし、故障しても人命にはかかわらない。

しかし、ガスの不完全燃焼や自動車の部品では、ちょっとした欠陥が人の命にかかわる。そうしたところには「自動的な安全装置」より手動により、人がいちいち安全を確認することが必要なのではないだろうか。

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2006年7月23日 (日)

人骨(ほね)発見17年

昨日は、新宿区戸山の感染症研究所建設工事現場から人骨(ほね)が出土してちょうど17年だった。

僕たちの「人骨(ほね)の会」は毎年この時期に、イベントを開催している。通常は、発見された7月22日に近い、土曜日あるいは日曜日に開催していたため、22日当日の開催はできなかった。(「人骨(ほね)の会」は正式には、「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」サイトはhttp://www.geocities.co.jp/Technopolis/9073/)

今年は、22日が土曜日だったため、発見当日にイベントを開催できた。さらに結果として、人骨(ほね)が発見された1989年7月22日は土曜日だったが、今年の22日は土曜日だった。なんとなく発見から17年経って、原点に回帰したような気がする。

軍医学校跡地には、89年に出土した人骨(ほね)以外にも他に2箇所埋設されている可能性があり、その発掘調査を厚生労働大臣が約束したことは6月25日に書いた。

25日に書いたいような事実があるので、僕たちの活動が螺旋階段でひとつ上の階に到達したような、新たな気持ちで活動を続けよう、という気持になった。そうした気持をさらに元気付けてくれたのが、昨日7月22日が、人骨(ほね)出土と同じ22日の土曜日だった、という一致だ。

こんな些細なことにも人は勇気付けられることもある。

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2006年7月21日 (金)

米国は日本を信じている?

18日に「日本の首相は米国を信じている?」を書いた。その続きだ。

国と国とが信じるということはあるのか?互いに利用する、という関係に過ぎないかもしれない。

それでいうと、日米間には互いに利用しあう価値が双方にあるということか。そうであるなら、小泉首相にとって靖国参拝で失うものと得るものとを比較すると、韓国や中国との相互利用関係を破壊しても、それ以上に得るものが多い、ということなのだろう。

彼が得るもの、それはなんだろう。日本国の総理大臣の椅子だけ?何をやろうとしているのか?

私のような人間に分かるのは、国内で無口で、外国で道化をやっているだけにしか見えないのだが…。

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2006年7月20日 (木)

天の助け? 天皇の助け?

靖国神社参拝をきちんと説明もせずに、反対の声を知りながら、続けてきた人々にとっては衝撃だろう。

逆の立ち場の僕にとっても以下の「日経」の記事は驚きだった。

昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ
 昭和天皇が1988年、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に強い不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と、当時の宮内庁長官、富田朝彦氏(故人)に語っていたことが19日、日本経済新聞が入手した富田氏のメモで分かった。昭和天皇は1978年のA級戦犯合祀以降、参拝しなかったが、理由は明らかにしていなかった。昭和天皇の闘病生活などに関する記述もあり、史料としての歴史的価値も高い。 (07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060720AT1G1700819072006.html

僕の立場からすれば、昭和天皇のこうした気持ち(不快感)は「常識」的な判断だと思う。

小泉首相は、論理でなく「常識」論で、従来の慣行を無視した政治を行うことがよくあったと思う。その一例としてイラクへの自衛隊派兵もあった。「憲法論議覆した『常識論』  派遣『常態化』させた首相」(http://www.tokyo-np.co.jp/feature/iraq/060621T1206005.shtml)これは「東京新聞」の見出しだ。

常識というのは多くの人々が共有するものだが、米国でプレスリーに浮かれ、サミットでフォークダンスに興じる、昔の言い方ではTPOをわきまえない首相には、彼独自の「常識」があるようだ。

昭和天皇の、そして多くの人々の、常識に沿って、A級戦犯合祀の問題を解決、合祀の取り下げを、していく必要があるだろう。

これは結局、自分の手に負えない問題を解決するのに、天皇の力を借りる、ということかもしれない。

情けない。

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2006年7月18日 (火)

日本の首相は米国を信じている?

韓国の「中央日報」に、以下の記事が出た。

「中国信じられない」金正日総書記が不満を吐露
  金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は今月初め、平壌(ピョンヤン)を訪問した米国人に「中国は信じられない国」と話していたことがわかった。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=77930&servcode=500&sectcode=500

見出しを読んだ時は「まさか」と思ったが、記事を読み進むうち、そういうこともあるだろう、と判断した。

これが個人と個人との関係であれば、北と中国とは絶縁・絶交状態になるのだろうが、国と国との関係はそう単純ではないようだ。利用されていると分かっていて、それ以上の利用価値を見出して関係を続けることもあるし、現状を変えたくないということで続く関係もある。

北と中国との関係は後者だろう。中国が北の支援を止めれば、北が崩壊し、難民が北(中国)と南(韓国)に押し寄せる、ということになるだろう。韓国と中国にとって、北朝鮮は時間設定が不明の「時限爆弾」なのだろう。

さて、日本の首相、小泉純一郎は米国をどう見ているのだろう。

民主党代表の小沢一郎は次のように指摘している(「読売」)。

民主・小沢代表、日本の影響力疑問視
 民主党の小沢代表は15日、那覇市内で記者団に対し、北朝鮮のミサイル発射に対する国連安全保障理事会の議論について、「米国は、日本には北朝鮮への強硬論を言わせながら、中国やロシアと何とか着地点を探ろうとしているのではないか。日本は、米国からも本当のところの話は全然、聞かされないまま、議論が進んでいるのではないか」との見方を示した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060715ia21.htm

要約すれば「踊らされているだけ」ということだろう。その一方で日本は米国債を大量に保有することで、米国の金づるとなっている。スポンサーなのだ。しかし日本は米国に、金づるとして偉そうな顔をしない。きわめて謙虚なのだ。

信じるものは救われる?そういう首相を持った国民は、救われない。

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2006年7月16日 (日)

警官の拳銃使用

最近、警察官に拳銃で撃たれて死亡する人のニュースをよく目にする気がする。

「警官 発砲」でグーグルで検索したら最初に以下の結果が表示された。

警官発砲で男死亡 大阪 - 東京新聞 - 3時間前
警官が少年に襲われ発砲、1人が重傷 - 日刊スポーツ - 2006年7月10日
職質警官、少年に発砲・命には別条なし - 日本経済新聞 - 2006年7月10日

この背景には、この検索結果の10番目の以下の事件に代表される拳銃使用の広がりもあるだろう。

突入の警官に発砲、室内のいすに被害者…女子大生誘拐 : 社会 : YOMIURI ...
突入の警官に発砲、室内のいすに被害者…女子大生誘拐. 先頭にいた捜査員の頭を銃弾が かすめた。東京都渋谷区の路上から誘拐された明治学院大4年、池田果菜子さん(21) が川崎市内のマンションで無事保護された時、監禁していた犯人は、突入してきた ...www.yomiuri.co.jp/national/news/20060627ic04.htm - 25k - キャッシュ - 関連ページ

日本も銃社会に移行しつつあるのだろうか?それともキレ易い社会に、人に警察官の対応が追いつかないためだろうか。

長年、日本では警察官の拳銃使用は極力制限されてきた。そういう方向で警察官教育も行なわれてきただろう。ところがそれは古き良き時代の日本であって、今社会の常識や良識が変わってしまったのではないか。

危機管理の第一は、危機を想定して、それにどう対応するかが始まりだ。とすると、警察官教育も、拳銃を使うという前提で、使わずに済ませる捜査方法を教育していくことが必要だと思うが、今どうなっているのだろうか。

少なくも拳銃使用をタブーとするような教育はしていないとは思うが…。

こんなことを書くのは、相撲の力士が報道陣に暴力をふるったという記事を読み、しきたりを重んじ、臥薪嘗胆の力士の世界も変わったものだ、と感じたことがきっかけだ。

蛇足:メンテナンス以降、ブログへの入稿スピードがアップした。うれしい。

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2006年7月13日 (木)

ぶろぐ再開

ほぼ2日間、ホスト側の整備のためブログに投稿できなかった。

従来この時刻以降だと、午後10時半頃、入稿に時間がかかった。さあどうだろう。

北朝鮮のミサイルについて、日本政府の勢いは冷めてきたような気がする。これが冷静になったのなら良いのだが、単に熱しやすく冷め易いだけであれば問題だろう。冷めたことは、少しは冷静な判断が可能になるかもしれない、ということで歓迎だが…。

でも今の世界の関心は、北朝鮮のミサイルでも、イスラエルのパレスチナへの戦争でもなく、もっぱらワールドカップでのフランスのジダンの問題にあるようだ。

さあこれを入稿するのにどの程度の時間がかかるだろう。

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2006年7月11日 (火)

長崎から帰ってきた

長崎では、731部隊資料館(ハルビン)の館長、王鵬さんと一緒だった。

彼は、数代前の館長の韓さんの仕事、731部隊による犠牲者の、一人ひとりを名前で掘り起こす作業を続けているようだ。こうした作業を行なうにはハルビン、中国というのは地の利がある。

歴史の研究、発掘というのはこうした地道な作業が求められている。

よい旅だった。

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2006年7月 8日 (土)

長崎に来ている

おいしい中華の店、紅灯記でおいしい料理を食べた。昨年10月以来だ。

ホテルのネットが、さっきまでものすごくスピードが遅く、実用にならなかった。さっきやっと実用になるスピードに回復して、とりあえずブログがアップできそうだ。

こんなことでもとても嬉しく感じる。長崎は良いところだ。

ところが、ココログでブログにアップするのにものすごい時間がかかった。

やれやれだ。

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2006年7月 6日 (木)

国家の品格、政治の貧格(品欠く?)

北朝鮮のミサイル発射について小泉首相は以下のように述べたという(「産経」)。


首相「何の利益もない」 北ミサイル発射で自制要求 
 小泉純一郎首相は6日夜、北朝鮮がミサイル発射実験継続を表明したことについて「何で発射するのか。何の利益もないのにやめた方がいい」と強く自制を求めた。
(07/06 20:18)
http://www.sankei.co.jp/news/060706/sei099.htm

政治は利益があるかないかで進めるのか?利益があればミサイル発射も許されるのか?戦争すら利益があれば許されることになる。

利益のあることはミサイル発射すら許されという論理からすると、小泉首相が反対の声があるにもかかわらず、靖国参拝を続けるのは何らかの「利益」があるからなのだろう。それはどんな利益なのだろう。誰にとっての利益なのだろう。

彼も反対の声があることは承知しているようだ。それは以下の記事が示している。

カナダ訪問中の小泉首相は27日夜(日本時間28日朝)、オタワ市内のホテルで同行記者団と懇談し、自らの靖国神社参拝について「何回行こうが問題にはならない。個人の自由ではないか」と述べ…(2006年6月28日12時50分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060628it04.htm

国民の間に反対の声があることは、品格の問題として不利益、経済の問題として不利益、思想信条の問題として不利益…、といろいろな理由で不利益と考える人がいるためだ。一国の首相としては、自らの行動に根強い反対があるとき、何故自分は国民の反対をおして、その行動を続けるのかを説明する責任があるだろう。

政治家が、首相が説明責任を果たすことが、政治が品格を取り戻す第一歩だろう。

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2006年7月 5日 (水)

空からも海からも衝撃が…

今朝起きて、何とドイツがイタリアに0対2で負けたとびっくりしていたら、もっとびっくりすることが起こっていたことを知らされた。

北朝鮮のミサイルだ。数週間前、今にも発射しそうだというニュースが流れていたが、その後沙汰やみになっていた。それで将軍様も熟考し、発射の姿勢だけを見せて圧力をかけ続けるという「強者」の途を選択したのだろう、と考えていた。ところが今日の早朝、不意打ちで6発、夕方までに7発発射したという。方角次第では日本の陸地に届くミサイルだった。

朝もうひとつ、韓国・朝鮮関係でニュースが、といってもこちらは、とうとう来たかというニュースが流れた。

韓国による竹島周辺での「海洋調査」、という名目の自国の領土を世界に宣伝する行為である。

僕はひょっとして、南北朝鮮が対日本ということで、海と空で呼応して圧力をかけているのではないか、と感じた。

これが当っているかどうかは、今後の韓国の北朝鮮のミサイルに対する反応・態度を通じて明らかとなるだろう。外れることを祈っている。

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2006年7月 4日 (火)

信仰の自由と非国民の発生

安倍晋三官房長官が靖国参拝をめぐって次のように述べた(「日経」)。

靖国問題をめぐる中国側の揺さぶりが9月の自民党総裁選に与える影響に関しては「影響はないだろう。日本の国民は冷静に判断する。国のために戦った人への慰霊の気持ち、信仰の自由が侵されることがあってはならないのは自由や民主主義の価値観を持つ国に共通した考えではないか」と語った。 (14:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060704AT3S0400C04072006.html

信仰の自由を旗印に靖国を参拝するのであれば、その信仰ゆえに自分の親族の、夫の合祀を取り消してもらいたいという希望を持つ家族に、今の政府は、安倍官房長官はどのような対応をとるのだろうか?

かつてキリスト教を信仰する総理大臣がいたが、彼は「私人」の立場で靖国参拝を行なった。しかし私人であれば、彼の宗教はキリスト教だ。その彼が私人として神社にお参りするというのはどういうことなのだろうか。理解に苦しむ。

この宗教的ギャップが生まれたのは、靖国参拝が「信仰」ゆえになされるのではなく、国事行為、政府の意志(意思ではない)の行使としてなされているためだろう。それゆえ、クリスチャンの首相は政府行事として、非宗教的行事として、靖国参拝を行なったと考えられる。

「国のために戦った人への慰霊の気持ち」の表現が靖国参拝以外に途がないとすれば、神社をお参りする習慣のない人は「非国民」として扱われるということか…。

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2006年7月 1日 (土)

ダイオキシン類による被害――カネミ油症被害

昨年くらいからカネミ被害について動きが出てきた。

この問題は4月12日に取り上げた。今日また新しい発見、というか重要な資料が残っていることが分かった。以下は「共同」のサイトの記事だ。


1万人の検診票を保存 カネミ油症で長崎県
 西日本一帯を中心に発生した食品公害カネミ油症で、1968年の発生以降の検診票、延べ約1万人分すべてを長崎県が保存していることが1日、分かった。
 厚生労働省の全国油症治療研究班は、認定患者ら約1300人分の検診票をデータベース化しているが、登録は86年以降に限られていた。
 長崎県は85年以前の未登録データ延べ約8000人分の追加登録を検討。関係者は「発生当初のデータは大変貴重だ」と、病態解明や治療への応用を期待している。
 県によると、検診票は県内の認定患者らの血液検査やさまざまな自覚症状のデータ、患者に特徴的な皮膚疾患などの写真が含まれているという。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006070101002381

新たなデータが出たからといって、それで被害患者の治療が急に前進するわけでもないだろう。このデータは、こうした企業犯罪について、社会の関心が低く、風当りの弱かった時代に得られていたものだ。当時公表されても、注目されることはなかっただろう。

今、これらデータが発掘され、その後の患者さんの経過それに原因究明の結果を踏まえて、カネミ油症の病像が明確になれば、従来よりも深く広く、患者・病気の理解が進むのではないか、と期待できる。

後追いで、当時行政がこうしておけば…、ということは今回のデータから指摘できることもあるだろう。しかしそれは今後同じ過ちを繰り返さないためであり、その意味で、当時の行政や医療の対応を今回のデータも使って分析することが必要だ。

それによって、被害患者に何が必要なのかを、客観的に、それは多くの人が納得する形でという意味だが、明らかにして、行政としてできることを進めるということにつなげてもらいたい。その意味で、こうしたデータを保管していた長崎県に感謝する。ありがとう。

今回のデータの発掘の今後を、検証を進め、患者の助けに生かすという方向で進んでいくかどうかを中心に見守っていく。

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